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こいでみた、アメリゴヴェスプッチ大陸

2006-08
Anchorage → Panamá
Ushuaia → Quito
23337km

2019-20
Anchorage → Cancún
20046km

2020-22
~ Self-quarantine ~

2022-23
São Paulo → Ushuaia
Salta → Cancún
20692km

一度訪れただけだとその時の記憶で固定され、過去の思い出として化石化していく。
再訪して変化を目の当たりにすると、世界観も同時にうごめきバイタルに変幻していく。
なつかしいなんて感情は一度たりとも湧き上がってこなかった。

ラテンアメリカのめざましい躍進を挙げだしたらキリがないが、一方で、今はどこも発展しているはずだという期待も得てして裏切られる。

店で食事しているといつも物乞いが入って来て、真っ先に僕のところへ来る。
「金くれ」ではなく「腹減ってんだよ」と言われるのがつらい。

世界はたしかに日々前進し、格差も劇的に縮まっている。
それでも、現実はいつだって生きる困難を突きつけてくる。

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