見出し画像

システムコーチングの世界に足を踏み入れました

コーチングを初めて学び始めたのが2021年3月ごろから。それから約2年が経つ今年2023年1月からは、新たな世界「システムコーチング」ORSC®応用コースに通い始めて無事に修了しました🌸
システムコーチングは、今までやってきた個人向けのコーチングとは全く違う世界。なぜこの道を選んだのか書き留めておきたいと思います!

システムコーチングとは?

システムコーチングでいう「システム」は「関係性」を指します。
個人の持つ思いや願いにアクセスして内省を深め、個人のアクションにつなげるコーチングとは違い、関係性(システム)の持つ思いや願いにアクセスするのがシステムコーチング。取り扱うのは個人それぞれではなく、そこから生まれている「関係性そのもの」であることが特徴です。関係性の今の状態をシステムコーチングによってまずは明らかにして、そこからその関係性に必要とされていることなどを話し合い、最終的にはその関係性で自走できるようにすることをサポートするのがコーチの役目。
関係性は、夫婦、家族、会社の組織、チーム、あらゆるものを指します。私たちは今、あらゆる関係性に属しているということになりますが、そのすべてが対象となるのがシステムコーチングです。

システムコーチングで大切にされている考え方があります。「誰もが正しい。ただし全体からすると一部のみ正しい。 / Everyone is right, but only partially.」これはインドのことわざ「群盲象を評す」で説明されます。目の見えない人たち(群盲)が象のいろいろな部分を触って「これは大木だ」「これはうちわだ」「これはホースだ」…と言うのですが、それぞれにとっては正しくても、それはあくまで一部のみが正しいということ。(実際は象だもんね)
これはあらゆる関係性においてよくあることだと思います。会社であれば営業が言うこととCSが言うこととエンジニアが言うことが違っていたり、夫婦であれば喧嘩の原因をそれぞれに聞いてもまったく違う話が出てきたり。システムコーチングの場では、その意見ひとつひとつを「システムの声」と表現し、その関係性から生まれる声(もしくは、表現されたがっていた声の代弁)として積極的に出してもらうように働きかけます。

システムコーチングとの出会い

一度お仕事でご一緒してから定期的に飲みの場でお話させていただいている新さんがシステムコーチであり、「まずは基礎コースだけでも行ってみるといいと思う、学びがたくさん持ち帰れるよ」と背中を押してくれました。(同じくその飲み会で背中を押されたオッスンさんも程なくしてシステムコーチングの道へ…)システムコーチングは受けたことがなかったものの、組織やチームに働きかけるコーチングメソッドということで、パーソナルコーチングとは違うアプローチという点に興味を持ちました。
そして2021年2月に基礎コースを受講し修了しました。パーソナルコーチングに慣れていた私は、どうしても個人の思いや感情に引っ張られてしまい、「関係性そのもの」の変化に目を向けることができずかなり苦戦しました…!

そこから時間があき、再度システムコーチングと出会うきっかけとなったのは、当時働いていたメルカリにKeiちゃんが入社したこと。一緒に社内コーチをやる中で、システムコーチングも一緒にやろう!と声をかけてくれて、Co-Coachとして実践の場に立たせてくれました。実際のシステムコーチングでは、場のエネルギーの変化や、システムが元来持っている自走力を見せつけられた感覚で、とても衝撃を受けたことを覚えています。Keiちゃんから応用コースに行くことをオススメしてもらい、こうして社内で機会もあるならばいっそ学びを再開するか!と清水寺の舞台から飛び降りる気持ちで応用コースに進むことを決めたのでした。(高いんだぞ)

システムコーチとしてセッションをしてみて思うこと

それからメルカリの中で何度かセッションをさせていただく機会があり、いろんなシチュエーションのチーム・プロジェクトに対して提供しました。複数職種からなるプロジェクト、マネージャーが退職した後の新生チーム、チームビルディングをしたことがないチームなど。状況は違えど、システムコーチングを通じて「関係性が明らかになった」「相互理解が深まった」と事後アンケートに寄せられるコメントを見て、少しでも役立てているようで嬉しい気持ちに。
また知り合いのご夫婦に対しても数回セッションさせていただき、その関係性を今までとは違う観点から捉え直すサポートをしました。

どんなシステムと出会っても思うのが、関係性が豊かであることが成果への近道なのではないかということです。いくら優秀な人材が集まっていても、ギスギスした空気が漂っていたり発言がしづらいようなチームでは、パフォーマンスは発揮できないと考えています。それぞれが持つパワーを遺憾無く発揮するためには、そのチームの関係性の状態がキーとなると信じています。関係性に対してスッと入っていけるシステムコーチという存在は、これからさらに必要性が増していくだろうなと感じています。

これからについて

組織やチームといったビジネスの場でのシステムコーチング提供の機会ももちろん探しておりますが、同時に「夫婦・パートナーシップ」向けのシステムコーチング(カップルコーチングとも言う人が世にはいるような)も提供していきたいです。私自身、パートナーシップは人生で大きな意味を持つ関係性であると感じており、これまでパートナーとの関係に悩んだことが多かったためです(詳しくは別のnoteで書きます)
いずれにしても、多くの「関係性」が新しい道を歩めるようなサポートができるシステムコーチでありたいな、と思う今日この頃です。

システムコーチングに興味がある方、相談したい方はぜひX(Twitter)のDMでお声掛けください!
X(Twitter)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?