塾の思い出

最推しが夏期講習に追われており、ライブが3週間もないのでnoteでも書いてみる。

私も小学校から高校生までダラダラと同じ個別塾に居座っていたことがあるので、学習塾には思い入れがある。 

その塾は私の志望中学の合格率が100%で、それを理由に親が選んだ。しかも友達作りが苦手な私のために生徒2(たまに1)対先生1の個別教室に入れてくれた。

そこまで手厚い保護を受け、それなりに勉強もしたし「まあ受かるだろ」とたかを括っていたら、まさかの不合格。母親が「あさひのせいで99.9%になっちゃうじゃん…」とよく分からない嘆き方をしているのを覚えている。結局補欠で合格できた。危ない危ない。

無事に合格し目的は果たしたが、わたしはすっかり個別塾の「若い先生と仲良くできる半密室空間」のトリコになってしまい、何となく中学生になっても塾に通っていた。ただ勉強はめちゃくちゃ嫌いなので1コマ90分の授業はほぼ先生と楽しく話す時間になっていて、今思えば親の金でホストに通っているのと同じだった。大学生が適当にやってるのも似てるし。

最後は「好きな先生がやめるからわたしもやめる」と言って高校一年生(二年だったか?忘れた)の時にさようならをした。好きな先生との最後の授業の日、見送りの際、自殺する寸前女性の写真が表紙の18禁のコンビニ雑誌とピザまんを買ってもらった。雑誌はまだ家にある。たまに見返すと本当に酷い内容で笑ってしまうが、当時は帰りの車の中でピザまんを貪り食いつつ、泣きながら読んだ。

今もこうして塾の先生に惹かれてしまうのは、まだあの先生を忘れられないからかもしれないな…と思ったが全然違った。単純に顔が好きなだけだった。早くライラックブルーの日になりますように。

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