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2.24写真展の報告と東京展延期のお知らせ

はいさい、ぐすーよー。

いかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスの影響で会いたい人と会えなくなってしまったり、
休みたくても働かなくてはいけなかったりと、、日々一生懸命生きていることと思います。
くれぐれも、体調を崩されぬようご自愛ください。。


さて今回は、去る2月20日から同月26日に行った2.24写真展
『いま憶(おも)う私たちの県民投票』のご報告と、
今月(4月)開催予定でした東京展についてお知らせしたいと思います。

まず、2.24写真展の東京展についてですが、
ドキュメンタリー映画『私たちが生まれた島 ~OKINAWA2018~』@アップリンク渋谷の上映に合わせて同会場にて行えるよう進めていましたが、
映画の上映延期に伴い写真展の方も先延ばしということになりました。
ご連絡が遅くなってしまい申し訳ありません。

本土のメディアでは米軍に関する事件・事故は報道されることが少なく
基地問題を身近に感じるのが難しいと思います。
昨年に行われた「辺野古」県民投票の動きだって、
沖縄県民がどういう思いで取り組み、対話が生まれ、
実施することができたのか。

うまく伝わっているのか正直わかりません。

写真を通して少しでも多くの人に、沖縄県民の思いが伝わればいいな。
もっと身近に感じて基地問題を考えるきっかけになってくれたらいいな。
と思って進めてきただけに、開催できず残念です。

必ず、機会を改めて全国の皆さんに想いをを届けたいです。

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では、2.24写真展『いま憶(おも)う私たちの県民投票』@沖縄展のご報告をさせていただきます。

今回の展示ですが、準備がとてもあわてぃーはーてぃーで開催がギリギリでした!

どういうメッセージを込めようかなぁ、どうすれば伝わるかな〜
見にきてくれる人いるのだろうかぁ〜とか考えているうちに、
夏休みの宿題を最終日になって泣きべそをかく小学生のごとく
刻一刻と開催日が迫りほぼ徹夜の作業になってしまいました。。

そんな状況にも関わらず、真夜中の展示準備にもメディアの方が取材に来てくださりました。
心から感謝してます!!(準備も手伝ってくれてとっても助かりました。にふぇ!)

20日の開催日初日、友人が見にきてくれました。
けれど最後の展示パネルが間に合わず急遽「みんなで作る2.24写真展」
とか言って手伝ってもらいました。(この時タイムスの記者さん苦笑い。。)
最後の一枚を貼ってもらい無事完成。

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(何がすごいってこれが展示初日の午後なんだぜ。。)


なかなか事前の告知ができていなかったにも関わらず、
報道のお陰で多くの方々に会場に来ていただきました。
いっぺー、にふぇーでーびる。

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県内のメディア(沖縄タイムス、琉球新報、OTV、RBC、QAB)と
全国紙の朝日新聞、毎日新聞、赤旗にも取り上げてくださりました。
(LINE通知に記事が出た時はビビった。DJかと思った。)

この県民投票がどれだけ県民にとって、ウチナーンチュにとって大切なのか
実感させられました。


たくさんの差し入れもいただきました。
会場を離れられず空っぽになったお腹と心が満たされました。

中学生のお孫さんがボーイフレンド(彼氏って言ったら怒るらしい)の為にって作ったアップルパイのお裾分けも、貰いました。
(貰っていいのかと戸惑いつつも食したアップルパイの味に、彼氏さんが羨ましかった。。)

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2月23日と24日にはゲストを招いてイベントも開催しました。

2月23日は県民投票イブってことで仁士郎さん(県民投票の会代表)
けーいー(県民投票の会、村づくり)
につきー(平和教育で活躍)
をゲストにあれやこれや話しました。

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東京から沖縄着で直接会場に来た仁士郎さんが「お腹すいたー、お腹すいたー」って言うから、
「仁さんご飯食べないの慣れてるじゃないっすか!」って言ったら変な笑いが起きてしまい、
普段のノリをお客さんとメディアの前に晒してしまってちょっぴり焦った。。。



翌日の2月24日は県民投票の日ということで
石垣島から宮良まなみさん(石垣住民投票の会)をお招きして
お客さんと一緒に座談会を行いました。

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本来であれば、2019年2月24日に県民投票と同じ日に実施しようと
石垣の住民投票は進められていましたが議会の否決によって未だ行われていません。
必要法定数の約20倍に当たる1万4844筆の署名(有権者の約4割もの数!?)が集まったのにも関わらずです。
そして今、石垣住民投票実施の実現に向けて義務付け訴訟が行われています。
座談会では、住民投票の会のメンバーの取り組みの紹介や、お客さんとして参加した石垣出身の方とも思いを共有しました。
司法が民意を軽視した判断を下してしまわないよう、もっと意識を向けなければならない重要な問題だと改めて思いました。


今回、一週間行った2.24写真展『いま憶(おも)う私たちの県民投票』には県外出身の方も含め多くの方に来ていただきました。
本当にありがとうございます。

なぜ、県民投票から1年のタイミングで写真展を行おうと思ったのか。
それは、「県民投票」について改めて考えて意味付け(重み付け)をしなければいけないタイミングだと思ったからです。

県民投票が実施される前、5つの市が県民投票不参加を表明していた頃、
12月14日に辺野古の海に土砂が投入されました。

その後いろんな方々の努力があり、なんとか2月24日に県民投票は実施されました。
結果は投票総数の72.15%が「反対」、「賛成」が19.1%、「どちらでもない」が8.75%、すべての市町村で「反対」が上回りました。

しかし、県民投票翌日も埋め立て工事は強行されました。
「沖縄には沖縄の、国には国の民主主義がある」当時の岩屋防衛大臣の言葉です。

あれから一年経った今も工事は続いています。
「ただのアンケートに多くの税金を使った」「全く無駄だった」
ネット上の心無い言葉に落ち込む時もあります。

しかし、県民投票を本当に意味のあるものにするのは、
蔑んだり、軽視したりする言葉では決してないと思います。

僕たち沖縄県民が、日本を含め世界に住むウチナーンチュ一人ひとりが
県民投票について語り、自分の中に位置付けることで県民投票は「意味のあるもの」になると思います。

チルダイ(落胆)したムードの中、改めて県民投票について振り返ることで
新たな会話が生まれ、遠くに離れてしまいそうなものを引き戻せると思いました。
(これはアイデンティティーや言語だったりもします)
ようするに、そのきっかけになればいいなぁとの思いがあって今回写真展を行いました。

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展示期間の3日目から行ったアンケートも紹介します。
(32人の方から回答をいただきました。ありがとうございます)
その中では、県外での展示実施への要望が多かったです。
本当に嬉しいお言葉をたくさんいただきました。

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「県民投票からもう1年ですね。県民の思いが伝わるといいなと思います。」
「最高でした。とてもあつい思いがつたわりました。ヤーマン」
「2/23トークショーよかったです。今後のうごき、1人1人の活動、グループ活動ともゆるーく発信していって下さい。」
「全国で展示を願います!」
「生々しいプロセスが感じられて良かった。東京開催願っています。」

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ぜひ、この想いを多くの人々に届けていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!


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