青、朝顔
時間と共に少しずつ、多くの大人と同じように僕も薄汚れていくような気がしていた。
もうあの頃には戻れなくてそれが大人になることだと。
何年もそう思っていた筈なのに、今幼かった僕に負けないくらい、真っ白でうつくしい感情が生まれていること。
僕が苦しいから逃れるために、手を伸ばしてこの感情がまた汚れてしまうくらいなら、
このままで、たいじなもの全て置き去りにして、君に見守られながら永遠の眠りにつきたい。
うつくしい感情をもらったのに、
どこまでもずるい僕をゆるさないでいてね
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