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Web業界で働くときの、知っておきたい事業会社と制作会社の違い〜事業会社編〜

こんばんは、あさこ@WEBディレクターです。
これからWEB業界を目指す人に向けて、業界の裏側やあるあるをお伝えしています。今後の参考になれば幸いです。

事業会社か?制作会社か?

就職・転職を希望する会社を選ぶにあたって、まずは会社のタイプを大きく2つに分けて選んでみるのも一つの手だと思います。そもそも私がweb業界に未経験で転職した際に具体的にどれだけ違うのか全然わかっていなかったのですが(おバカだったので)、実際に両方経験してみたことから、両者それぞれの具体的な違いをまとめてみようと思います。
どちらが自分がやりたいことなのか?もしくは向いているのか?選ぶ際の参考になれば幸いです。

事業会社とは?

まず事業会社とは、ざっくりいうと「自社でサービス、メディアを提供して収益を得ている会社」です。たとえばヤフー、楽天、メルカリ、ZOZO、マイナビ等が挙げられます。

事業会社で働く場合、前述したように担当するサービスの売り上げをあげることが目標で、そのためにどの職種であっても同じ売り上げ目標に向かって動きます。

事業会社での働く場合の仕事目標

実際にWEBディレクターとして仕事するにあたり、ボーナス査定の元となる半期の評価目標&実績としてどう立てるかを赤裸裸に書くとすると、こんな感じです。
(※以下の数字は仮で、計算しやすい数字にしています)

▼たとえば賃貸物件を検索できる物件検索サービスの場合▼
◎20xx年上半期の目標は1千万
◎1件の物件問い合わせが入った場合に自社に入ってくる単価が5000円
◎半期で2000件必要、月約334件。(実際は繁忙期と閑散期で調整)
◎月に334件問い合わせをしてもらうためにサイトに訪問してもらうユーザ
 ー数の目標は3340人(サイト訪問者対して問合せする人が10%の場合)
◎毎月3340人に訪問してもらうにはどういう事(施策)をするか?を計画
 ・SEO強化する
 ・広告出稿する
 ・新規コンテンツを追加する
 ・問い合わせボタンがわかりにくいのではないか等ページを改善する
 などの目標を立てる

こういった感じで売り上げ目標を達成するために、数字を分解して具体的な計画を練って実施していきます。

ニュースサイトやオウンドメディア(記事を載せているサイト)については
どれだけ記事が見られたか?などのページビュー(PV)数を目標にすることもあります。(ざっくりいうと週刊誌や雑誌が何部売れたか?のような感じです)

事業会社のメリット・デメリット

◎メリット
 BtoCの場合はなんといっても自分でどうするか?を考えて動けます。
 会社によってはマーケティングや営業、デザイナー等いろんな職種の方と
 連携して形にするので、その分自分も勉強することになり、幅広い知識を
 習得することになります。
(BtoBの場合はクライアントがいるので若干動きづらいところはあります)
 Webサービス、Webメディア、アプリなど幅広く提供している会社であれ
 ば、希望をだせば色んなものを担当、経験できるのが魅力です。

◎デメリット
 それほどある訳ではありませんが、こけたら自分の責任になります。
 チームで動いているので1人だけの責任にはならないかもしれません
 が、目標を達成できなかったということでボーナス査定は下がる可能性が
 あります。
 また担当サービスのジャンルが限られることもあります。
 エンタメ系のサービスを提供している会社ならエンタメ系、
 不動産系、人材系に特化しているのであればそれのみになります。

こんな人には事業会社がおすすめ

・サービスを考えたい人
・結局は商売なので、商売がしたい人
・相手となるのはサービス利用者がメイン

もしいろんなジャンルで、サイト、アプリを「作りたい」という人には制作会社のほうがおすすめかもしれません。

それぞれ魅力が違う

それぞれメリットデメリットがあり、さらに人によって向き不向きもあります。ここがうまくマッチしていないと、入社しても違和感を感じたり、物足りなかったりすることがあり、結果的に退職につながってしまうことがあります。
できればそういう事にならないように、実際どうなのか?を具体的にお伝えできればと思います。

もし「こんなことが知りたい」などありましたら、コメントください!
極力わかる範囲で回答させていただきます。

さて、今回はここまでです。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
次回は制作会社について書いていこうと思います。

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