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【本から学ぶ】生物の生存戦略?【7-1】

今回もHSPに関する本を読みました。

この本は以前【本から学ぶ】の3冊目で読んだ「敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本」の巻末で紹介されていた本です。著者が体験した奇妙な体験や体調不良から様々な事を調べたり研究してたどり着いた敏感すぎる人(HSP)の生態や対処法について書かれています。

今まで読んだ本と比べて、HSPの中でもかなりスピリチュアル寄りな考え方が多く、新しいベクトルでHSPの事が知れて新鮮でした。

本の中でなるほどなぁと思ったのがこちらです。

大昔の人は、猛獣と比べると本当に弱い存在でした。
そこで人類は、集団で協力することで生き延びるという戦略を取りました。そのためには、お互いの考えを理解することが必要だったのです。
これが対人関係の回路がケタ違いに敏感な人が存在する理由だと言われています。要は生き残り戦略として磨かれ、受け継がれてきた能力の一つだったのです。

苑田純子『敏感すぎて困っている自分の対処法』,きこ書房,2015,P42-43


今まで読んだ本で自分のHSP気質や敏感さ、繊細さを自覚しましたが、なんで私はこんなに敏感なんだろうと悩む時もありました。その敏感さが生活に不利な部分が多く、鈍感(非繊細)な人をうらやんだ事もありました。

しかしこの敏感さは人類が生存する上で必要があって獲得してきた能力だと知り、この気質を持てたことが嬉しくなりました。敏感すぎてダメなのではなく、敏感さがあったから人類が生きてこれたんだと思えるようになり、悩みが少なくなりました。

一つの事柄でも見方によって良くも悪くも考えられるんですね。他のこともポジティブに考えられたらなぁ・・・。

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