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人生のボーナスタイム

どこかでふと目にして気になったフレーズ。

双極性障害の軽躁時期をそういう風に捉えている人がいるのか。なるほど確かに言い得て妙。脳内麻薬を作り出せてしまう感覚だと私はずっと思っていた。さすがに意識的にできる訳ではないし、だからこそ病気なのであるが。

今まで何度か主治医に言われた事は「そんなに気にしすぎず、何かに挑戦したいという気持ちを抑え込みすぎなくて良いですよ」

ちょっと調子が良いと感じると軽躁状態だからではないか?とすぐ思うし(それぐらいで丁度良いとも自分では思っている)とにかく自分で自分が怖い時があるから、診察の時に近頃のエピソードと心配な事を話す際に、過剰な不安を吐露してしまっているのかもしれない。でも自分の今の状態を伝えるのが診察であるから、これで良いのだと思う。

一応クローズで働いているが一部の人には軽く病気の事は伝えてある。今は別の病院で働いている医師にも当時「全てを病気と繋げすぎなくていい。人間だから浮き沈みはあるし、上がりすぎなければ軽躁の時に良い成果を残す人は沢山いる」となんだか随分前向きに言って貰えた事があり、ひそかに私の心の中の支えとなっている。

病気だからって、何でもかんでも抑え込みすぎたり、我慢したり、気にしすぎたりしなくてもいい。だけど急上昇、急下降を繰り返す病気であるから、予防と観測はコントロールする上で必要だと思う。

フラットな状態をいかに続けられるか。病歴も長くなってきた。発症が10代で若かったからこそ、良かった点と悪かった点がある。それでも過去の自分と今をよく比べるのは癖になっていて、これは病気特有のものだと思う。過去の自分の行いや周りの反応、自分の感情、招いた結果という事実…これら全てに今とこれからを生きるヒントが詰まっているからだ。

自分からは離れられない。病気も含めての自分、一緒に迷い足掻きながら少しでも楽しく過ごしていく工夫を重ねていきたい。

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