「女帝 小池百合子」の感想
「女帝 小池百合子」を読んだ。面白くて2日間で読み終えた。それだけ小池百合子っていう人は興味の対象になる人なんだろうなぁ。
さて、感想。
この本に書かれていることが間違いではないということを前提にして、、、
嘘を本当にする力。それは普通の人ではできないことだし、彼女の向上心というか怨念はすさまじいものだと思う。
嘘をつかない人というのはいない。嘘も方便。大風呂敷を広げる。度胸があれば、嘘は本当になっていくのだ。
僕は嘘をついたときは、そのことが心のどこかに引っかかってしまう。「あぁ、どうしてあんなこと言っちゃったんだろう」と。それが顔や態度に出る。どこか不安定になる。
だから、嘘はつかない。
でも、そういう気持ちがはなからない人はどうだろう。嘘を全て本当にすることができる人であればどうだろう。自分の言葉が全て本当になるのなら、堂々と大きな嘘をつくことになるのだろう。
そこにやましい気持ちなどない。そもそも嘘をついただなんて思ってもいない。それを事実にしてしまえばいいのだから。
そうやって、アナウンサーから国会議員になって、都知事になって、総理大臣にまでなろうとしている。すごいことじゃないか、それって。総理大臣だぞ!?
その嘘に突き合わされることを不幸だと思うか。みんなでその嘘に乗って嘘の幸せを手に入れるか。嘘の幸せが本当の幸せになる日がくるのなら、それもいいじゃないか。
ただ、僕はその度胸を持ち合わせていないっていうだけ。
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