3世代記を読む効用-命のバトン、時間軸の長期化、謙虚な気持ち。

平成31年2月18日 毎日ARUYO通信第184回
3世代記を読む効用-命のバトン、時間軸の長期化、謙虚な気持ち。
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今日は電通時代の先輩で、現在は会社を経営されているNさんと打ち合わせ。新規案件のご相談をさせて頂きましたが、今回の話が具体的な仕事に繋がれば嬉しいなと思っています。
Nさんは、PR領域のプロフェッショナル。やっぱりちょっと相談しただけですが、さすがでした。
夜はブログでも何度か登場している中学の同級生で、糖尿病のプロフェッショナルのKくんに、僕の健康診断の結果に関して相談をしました笑
やはり持つべきものは友!
ありえないぐらい丁寧な指導やアドバイスをくれました!
何はともあれ、仕事でもプライベートにおいても周りにいろんな領域のプロフェッショナルがいるっていうことは有難い限りです。

さて【みかづき】という小説を読みました。
ちょうど先月末から、NHKの土曜ドラマになっている作品ですが、
これは主人公の夫婦を起点とした【親子三世代記】。夫婦、子、そして孫たちの人生が描かれているものです。
こういった世代をまたがる小説を読むのはたぶん初めてでした。
パール・バックの【大地】が有名ですが…恥ずかしながら、まだ読んだことがありません。
映画で言えば、【ゴッドファーザー】シリーズでしょうか。
まあ、あれはドン・コルレオーネ(マーロンブランド)とマイケル(アルパチーノ)のストーリーなので、3世代ではなくて、2世代ですが…私の人生の記憶の中にある、世代ものといえば、このゴッドファーザーになります。
とはいえ、映画を見たのは中学生の時ですから、20年以上前のこと。
この映画の記憶で言えば、【マイケルがどんどん怖くなっていくこと】と、ゴッドファーザー1の【カフェのトイレのシーン(初めての殺人?)】ぐらいしかありません。

そして36歳になり、改めて初めて読む世代をまたがる物語。
そこには大変な学びがありました。
それは、【人生のタイムライン】についてです。すなわち、
自分の人生は今自分が生きている【点】のみにあらず、もう少し長い時間軸で捉えてみると、世界観が変わる
ということです。
例えば、
一人の人間として成長をして、
結婚をして、子を授かる。どこかのタイミングで大病を患うかもしれないですし、伴侶を失うことがあるかもしれません。
あるいは子供がグレるかもしれない。自分が思うようには育たないかもしれない。
子供が結婚して、自分がいつか孫を授かって、【おじいちゃん】になるかもしれない。

今の自分じゃ想像も出来ていなかった。
だけど、人として命のバトンを繋いでいくこと。中田家という人生のうねりの中の1つのピースとして自分が生きているんだな
っていうことをちょっと考えさせられました。
そう、人生のタイムライン・時間軸を見直そうと思ったんですよね。

きっと、例えば、100歳の祖母は、
僕が全く見えていない、人生観というか視点で僕と話していることも多々あるのかもしれませんよね。
何かを相談したとして、仮に僕にとっては頭を抱えて悩んでいることであったとしても、彼女からしたら、
「あー、そのパターンね。それもあるよ。やっとそれを経験できたのね。大したことない、普通。普通」
ということが、沢山あるのかなって。
生きてきた時間が違うのですから、捉えているタイムラインも違うのですから。

こうやって、小説とはいえ、1つ家族の三代にわたる人生を読んで、触れてみると、きっと自分にしか起こらないことなんてないんだろうなって思うこともできました。
それは、辛いことや嬉しいことも全部含めて。
そう思えるようになったら、またちょっと【謙虚な気持ち】になった気がします。
自分ができなかったことや成しえなかったことが仮にあったとしても、それは子あるいは孫がやるかもしれない。
自分の思いはどこで成就するかも分からないってことです。
ただただひたすらに前を向いて一生懸命生きていれば、その思いが【命のバトン】としてつながっていくということもあるかもしれません。
そんなことは、考えたこともなかったんです。
これは大きな気づきだと思うんですよね、これから生きていく上で。

今よりも、少しだけ長い時間時間軸を持って生きていく。
自分にしか起こりえないことなんてない
って謙虚な気持ちを持って生きていく。

ということで、600ページぐらい文庫でありますが、ご興味を持った方がいらっしゃいましたら是非読んでみてください。
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 中田雅之

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