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【映画】「エイリアン:ロムルス」レビューとエイリアンシリーズ諸々情報

エイリアンシリーズ最新作「エイリアン:ロムルス」を観てきましたので感想等綴りたいと思います。

その前に前回のnote記事も是非見てみてください。



感想/ネタバレなし

エイリアンシリーズが大好きですが、今回のロムルスかなり満足度が高かったです!
ストーリー設定は「エイリアン1」「エイリアン2」の間のお話ということでもしこれからロムルスをご覧になる方は「エイリアン1」を観ておくと楽しめるかなと思いますが、予習しなくても充分に楽しめる映画になっていました。
どちらかというと作りはアクションホラーなので2寄りで、さらにドキドキハラハラ感が増しています。そして1や2の時代では表現できなかったようなシーン、予告編にあるような無重力空間のシーン等がストーリーの中でとても効果的でしたね!
往年のファンとしては懐かしいセリフやシーン等なども出てきて、いやーエイリアンの世界をまたさらに広げてくれて嬉しいなあと思いました。
主人公のケイシーを演じるのはケイリー・スピーニー。「パシフィックリム・アップライジング」の印象が強いですが今絶賛人気の俳優さんなんですね。強い女性の役柄がとても合っているなと思いました。


あらすじなど/ネタバレあり

さて、ここからはネタバレありであらすじと感想を綴ります。
まず冒頭の化石化したようなエイリアンを回収するシーンですが、あれは「エイリアン1」で吹き飛ばされたゼノモーフが宇宙に漂う中で繭になり休眠している形でした。ゼノモーフは宇宙空間の中でも生命力が高いんですね。そしてこれが「エイリアン1」からの続きのお話に繋がっているんです。
ウェイランド・ユタニ社は宇宙施設の中で回収されたゼノモーフからなんと大量にフェイスハガーを作り出し、そこから採取した細胞で化合物をつくる研究をしていました。
研究施設にいたアンドロイド、ルークによると化合物生成の目的は人間を厳しい植民地惑星の環境に適応させるための物質だといいます。主人公ケイシーの両親も過酷な環境の中でなくなっており、惑星の鉱山で働くしかない人間たちが完璧な生物になれば会社は更に人間をこき使う事が出来るわけです。めっちゃブラック企業なウェイランド・ユタニ社ですね。
ところが研究は上手く行かず化合物を投与された生物は凶暴化し、またエイリアンに施設は滅ぼされてしまっていたのでした。
ん?なんだかどこかで聞いたような設定。
バイオハザードっぽいな?

ルークが1に出てきたアンドロイド・アッシュ役のイアン・ホルムの姿でしたがホルムさんは2020年に亡くなられているのでAI技術などで映像として登場させたとの事。アッシュよりちょっと若めな雰囲気でしたが、これも往年のファンとしては嬉しいサプライズでしたね。

また同じくアンドロイド役として、アンディが出てきますがアンディケイシーの父によって改良されケイシーを守る弟して扱われてきました。ちょっと抜けているところがあってダジャレを言うのが好きなようです。そのアンディケイシーと一緒に施設に乗り込み、施設のアクセス権を得るためにアンディのチップを施設内のアンドロイドと置き換えるとアンディは変貌します。
会社の利益を優先する本来のアンドロイドになってしまったアンディ。敵とも味方ともつかないアンディの行動は本当に恐ろしかった。実際アンディの判断によってケイを助けることが出来ませんでした。
そうそう、ケイと言えば出発当初から身籠っていましたが完全にフラグたっていたよね?!
ケイが化合物のサンプルを自分に投与して生まれてしまったオフスプリングの姿はかなり衝撃的でした。
このキャラクターはCGではなく身長が2m31cmある元バスケット選手が実際演じているそう。
もともとゼノモーフは宿主の遺伝子を受け継いで生まれるので、エイリアン1ケインから生まれたチェストバスターが成長した姿は人間とのハイブリッドで2足歩行のエイリアンでしたね。
オフスプリングケイの胎児とのハイブリッドになるのかな、かなりえぐい姿でした。

最後、1のオマージュであるエンディング。とても良かったです。
気になるのは、吹き飛ばされた化合物サンプルの行方と、ケイシーがユヴァ―ガ惑星へ到着した時にアンディは一緒にいられるのかなという点。
もしロムルスの続編があるとしたら、ケイシーは宇宙空間でウェイランド社につかまり3や4のリプリーのようになってしまったりして。
いずれにしろ、続編を妄想させるような終わり方でしたね!

ロムルス映画もそれなりにヒットしているし、アルバレス監督で続編もありかも?!
エイリアンシリーズのフランチャイズ、まだまだ続きそうです。


ロムルスのコミック発売

さて、そのアルバレス監督ですが、なんとマーベルから監督が監修したロムルスのグラフィックノベルが発売されるそうです!

ロムルス映画のplerude、序章ということなのでゼノモーフ繭の回収から研究施設の出来事などが語られるようです。

私は早速予約注文しました!洋書ですが、ご興味ある方は是非手に入れてみてください。


エイリアンの世界 Alien Anthorogy & Alien Isolation 

エイリアン40周年記念で制作されたショートフィルムのYouTubeチャンネルがあります。気鋭の映像クリエイターがエイリアンの世界観を使って制作した短編。
リプリー(シガニー・ウェーバー)のインタビューもあります。なかなか面白いので観てみてください。


こちらはテレビゲームになったエイリアンアイソレーションの映像版がYouTubeで観られます。リプリーの娘アマンダが出てくるサバイバルドラマです。各エピソード10分程度でEP7まであります。


ドラマ「エイリアン・アース」

そしてそして!
来年ディズニープラスで「エイリアン:アース」が配信されます。
予告編では全然内容がわからないんですが、出演者をみると、お!アレックス・ロウザーがいる。ブラックミラーや「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」に出ていますがすごい演技力ある若手俳優さんですよ。楽しみです。
(このためにまたディズニープラス入らないといけませんね 汗)

最初の「エイリアン1」誕生から早45年。
40年以上経ってまさか新作が映画館で観られるとは思いませんでした。
ロムルスは時代にあった価値観や映像で作られていて新しい作品になっていますし、制作クリエイターたちも45年前の当時を知る世代の人はいないのではと思いますが、ファンとしてはところどころイースターエッグのように過去作を彷彿させるシーンの発見はなんとも嬉しかったです。

ロムルス制作にはリドリー・スコットも参加していますが、本当はリドスコの「プロメテウス」「コヴィナント」の次も観たいんだけどな。(たしかエイリアン前日譚は3部作だったはず。。。)
エイリアンの成り立ちや人類の起源まで謡ってしまい哲学的要素の高い2作はエンタメとしては受けづらいのかもしれないですね。
でもリドスコの頭の中にはきっと3作目の構想があるはず。映画という形でなくてもいつか世に出してくれたらいいですね。

プロメテウスやコヴィナントについてはまたいつか書けたらお知らせします。
ではまた。


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