私が鬱になった理由(3)

午前3時34分。

寝れなくなってしまった。寝れない。

昨日は前の投稿にあったとおり職場を休んでしまった。今日もこの時間まで起きているという事は大分怪しい。困った。

どうせなら困ったついでに、鬱々とした気持ちを書き出していこうと思う。

皆さん少し、お付き合い願います。


先週の末、私はピンク色のカーディガンを買った。

皆さんはそれは普通の買い物だと思うだろう。でも、私にとってはびっくり仰天な買い物なのである。過去の私が、今のこの買い物を見たら「ありえない!」と叫ぶだろう。

なぜなら私は自分のために女の子っぽい恰好をすることが嫌いだからだ。

(例外はある。友人と遊びに行くとき、恋人と出かけるとき「相手が喜びそうだな~」と思って着るときなどだ。あとは好きなアニメやドラマのヒロインを見てマネしたい!と思ったときくらい。)

フリル??リボン???スカート??着ない着ない、、ピンクなんて言語道断!!!という人生を送ってきた。以下はその一例である。

象徴的なエピソード

・幼稚園にて一人称が「オレ」小学校の時に「私」ということが恥ずかしくて「ウチ」と呼称。
・ランドセルの色。母親から「ピンクと黄色どっちがいい?」と究極の二択。間髪入れず「黄色!」と答え学校唯一の黄色ランドセルを6年間突き通す。
・小学生4年までは兄のおさがりを好んで着用。セーラー服のスカートもズボンをはいていた時期がった。
・「ボケ」「カス」「お前」などの乱暴な言い回しを使うようになる。(これは本当によくない。いまでもとっさの時にでてしまう。反省。)
・高校の時にベリーショートに。先輩女子からモテる。同年代女子からもモテる。調子に乗る。
・身長150㎝前半、割とグラマラスなボディー持ちである。自分の体が嫌すぎるあまり、体のラインが出にくい大き目サイズの服を着用するようになる。

なぜ小柄な私が女の子っぽい恰好をしなかったのか。思春期の時は「私はトランスジェンダー(例:心は男で体は女、など性自認と生物学的性別が異なっている状態)なのではないか??」と迷走したことを考えていた。(笑)

今考えると、2つ原因が思い当たる。

1つ目の原因は小さいころ家が貧乏だったことだ。私の家は貧しく、服はほとんどがおさがりだった。兄の他にも近所に住む3つ年上のお姉さんからいつも服を貰ってた。エンジェルブルーとかココルルとか(笑)お姉さんとは体格が全然違っていたのでブッカブカだ。2000年代の服なんて、今見返すと全員そろってダサいので気にすることないが、当時の私はすごく気にしていた。家がすごくボロボロだったこと。着ている服も自分に合っておらずダサかったこと。流行りの曲なんて分からなくて、ドラマの存在も知らなかった。運動神経も悪かった。私と違って、きちんとした家庭の子どもはかわいい服を着ている。ある服でおしゃれしようとも試してみたが、おさがりのちぐはくな服と私のファッションセンスではますますおかしい子どもになってしまう。私は、かわいい服を嫌悪するようになった。「私は女の子っぽいものは嫌いで、男の子っぽいものが好きなんだ」そうすれば傷つかない。


2つ目の原因は父親の存在だ。私の人生は、父親抜きにして語ることができないだろう。中学生~大学生のときは、「老後ボコボコにしてやる(経済的に逃げられないうえ、腕力で勝てないと思ったためこの考えに至ってた笑)」と反発していた。やっかないな父親だ。いまだに父親以上に癖のある人物を見かけたことがない。

そして幼いころからこの父親に褒めてもらった記憶があまりない。テストで100点とっても、習字で賞をとっても、委員長をやっても、部活動で頑張っても、生徒会に入っても、国公立大学へ合格しようとも褒められない。小学校4年生の時にオール5の通信簿を意気揚々とみせにいったら「お前の成績にオレは興味ないよ。これからもずっと興味はない。」と言われたことは強烈に覚えている。子どもの教育のクセがすごいんじゃ、、、、。(CV.ノブ)『なんで?』と聞いたら「お前の人生にオレが喜ぼうがどうか関係ない。まして女のお前は結婚してこの家をでていくんだから尚更だ。」と言われた。私、パニック。

そのほかにも「お前のその性格は水商売しそうだな。それで客の子どもを身ごもって、、うんたらかんたら」「男にへらへら愛想振りまいてw」「女なんだから可愛い言い回しをしろよ」とか女性蔑視の発言をときたま浴びせてきた。今なら分かる。父親は女の子の私を特に心配して危ない目にできるだけ合わないようにこんな言葉がけをしていたのだと。い~~~や不器用すぎか~~(CV.東京ホテイソン)もちろん子どもだった私には父親の気持ちを想像することはできなかった。

これらのやり取りから、女の子らしくあることに、より嫌悪を抱くようになりました。女の子というフィルターを通して私を見てほしくなかった。お兄ちゃんと同じように扱って欲しかった。そのうえで褒めてほしかったのだ。


私が男の子っぽい振る舞いをしていたのは「自分が傷つかないようにするため」「父親への反感」ですかね。(単純にかっこよかったというのもありますが、、、)


周りからみられる自分の姿ばかり気にしていて、心と体と行動がちぐはぐになっていた。自分の本心を隠そうとしすぎて、いつしか自分が一体どうしたいのかすら分からなくなっていった。

そういった意味でピンクのカーディガン購入は、私にとってすごく意味のあるお買い物だったのだ。


しかし、一歩進んで二歩下がる。さてさて、私ー!君は今はなんでそんなもやもやしているんだいーーーー!!!分からない!!

ちょっとこっちに来てお姉さんとお話ししようか。


それでは。



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