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web古地図散歩 若松河田~江戸川橋6

当舎が町歩きイベントとして開催している「古地図散歩に行こう!」をweb上に再現しました。約5キロを3時間ほどかけてお客様に実際に案内している内容を再現したものです。1~6回のうち、1回目だけ無料でお読みいただけます。2回目以降は有料でのご購読となります。2~6回はそれぞれ150円、1~6すべてと配付資料が載っているマガジンは600円です。

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細道の奥へ

自分で案内しておいてこう言うのも何ですが、この「若松河田~江戸川橋」コースは、当舎の数ある古地図散歩のコースの中でも強烈にマニアックですよね。そんなコースも、すでに資料の最後のページですし、ゴールの江戸川橋の近くまで来ていますから、もう少しお付き合いください。

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真清浄寺の横から、また細い道が始まっています。この道をはさんで真清浄寺の向かいには大正時代からつづいていたクリニーング屋さんがあったのですが、最近店を閉じてしまいました。

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この道の両側は西五軒町というのですが、これも江戸時代の地名が由来です。江戸幕府が土地の造成工事をしたときに、5人の人足が大八車などを使って要領よく土を運んだんだそうです。その功績でこの5人には土取場の土地が与えられて、そこに住むことになりました。それで五軒町です。西と東があるのは、明治5年に(1872)に五軒町が2つの町名に分かれたからです。

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細くて曲がりくねった道ですが、この道の左側は宝蔵院というお寺でした。明治時代初期に廃寺になって、境内にあった東照宮だけが赤城神社の境内に移されて残っています。

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