だれかと描くひとの絵日記

クレヨンは誰にもやさしくて、 体と心にそっとつながってくれる。 クレヨンがあれば、 自…

だれかと描くひとの絵日記

クレヨンは誰にもやさしくて、 体と心にそっとつながってくれる。 クレヨンがあれば、 自分のみずみずしさ、日々の暮らしによろこびを見つけられる。 アートワーカー高橋恵子の絵日記です🎨https://note.com/keikotakahashi3/n/naec6954863b7

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2.なんの役にもたたないものを描き続けて素に戻る

私は日々、なにかを描いている。 なんのテーマもない、無駄なもの。 百枚レベルではなく、千枚以上はある(あった)はず。 世の中の人たちの働きを見ると、 社会や誰の役にもたたず、 作品にもならず、 たまっていくだけの、 スケブやノート、紙切れに、 なにしてんだ私は?と、たまに思う。 ただ私は、 私の内がわにいられるこのときに、助けられてる。 大袈裟ではなく、この行為は 私の命づなだ。 描いていると、 めまぐるしい日々は止まり、 無音になる。 クレヨンを持

    • 1.とりとめなく、序文

      頑張って働いたり、 相手にわかるように話したりして、 五感をにぶくさせていれば、 今日も食べていけるけど、 どんどん離れてゆくよ。 私のなかの、 みずみずしい命。 だからクレヨンで遊べよ、 画用紙の上。 私の手で、私の色で。 無限の色を見るだけで、 気持ちいいとこに戻れる、うれしさ。 はばからない弱さで、描くんだ。 画用紙の上に、私。 ようちで、臆病で不恰好。 でもほんとに好きなこと、知ってるかわいいやつ。 震える、 たくましい命。 …………………………

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