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#2)女性作家Joan Jonasと身体表現と映像作品

ジョーン・ジョナス(Joan Jonas,1936- US)
1970年代はじめから、パフォーマンスとビデオを融合した新しい表現形式の創始者として、現在、85歳を超えてもインパクトある作品の発表を続ける。

略歴-2
1960年代のニューヨークのダウンタウンのアートシーンに没頭するのだが、そこでは、ジョナスは、振付家トリシャ・ブラウン(Trisha Brown/ポストモダンダンスの旗手)のもとに2年間おり、その経験は、後日、大きく影響されているだろう。
ジョーン・ジョナス、当初は彫刻家としてデビューしたが、1968年以降は、そのパフォーマンスを小道具や、そのヴィデオ・アートを、都市から、農村の風景や産業環境の屋外に展開した。初期からの作品の触れると、、小道具としての鏡(Mirror Pieces)は、肖像、表象、身体、そして現実と想像上の象徴の象徴としての役割しているだろう・・・・そのMirror Piecesを使ったパフォーマンス作品は、長いスパンで実に多様に行われている。


Mirror Piece I & II: Reconfigured (1969/2018-2019), By Joan Jonas

1970年、ジョナスは日本に出かけいる。そこで、ジョーン・ジョナスは、はじめてのビデオカメラを買い、彫刻家リチャード・セラ(Richard Serra,1938- US/プロセスアート)と一緒に能、文楽、歌舞伎を観て、それにも影響されているようだ。
その後の作品には、「electronic erotic seductress」(電子エロ-誘惑女)
1972年-、Organic Honey's Visual Telepathy(1972):ジョナスは自分のスキャンした断片化した画像をビデオ画面にした。Disturbances (1973):擾乱-女性が別の女性の反射の下に静かに泳ぐ
「彫刻や絵画とは異なり、ビデオはよりオープンで、男性に支配されていません」Joan Jonas
1990年-、JonasのMy New Theaterシリーズ:ジョーン・ジョナスの肉体的存在への依存から脱却している・・・
そして、その時期から、多くのパフォーマンス・アートを行っている・・
1993年- UCLA School of the Arts and Architectureで教鞭をとる。
1994年、シュトゥットガルト国立美術アカデミー(State Academy of Fine Arts Stuttgart)の教授
1998年-、マサチューセッツ工科大学(MIT)視覚芸術-教授/現在は名誉教授

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by Joan Jonas

Joan Jonas Interview: Layers of Time

JOAN JONES - VERTICAL ROLL 1972


Joan Jonas: New York Performances | Art21 "Extended Play"

Joan Jonas – ‘I'm Curious About Life’ | TateShots


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Joan Jonas

(追記)ジョーン・ジョナス、日本文化の影響も受けていると言うことも感じられた、それは、TATE Modern(London)でのインスタレーションを見た時だった。幅広い、文化の累積を感じた。これからも、まだまだ、ご健在似て、新たなパフォーマンス、アートを期待したい作家だ。感性に年齢はないという事だ。


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