イメージと文化-記憶の曖昧さと無意識に作られた過去のイメージ
記憶の曖昧さと無意識に作られた過去のイメージ
現在の学説によれば記憶というものは変化するといわれる。
その記憶があいまいになる訳は、過去の出来事を思い出そうとする度に、脳のネットワークが、引き出した情報をその都度、書き換えてしまうことにより起こる。
それは、遠い過去の記憶も、自分の要素で、再構築されるだろうし、今、ごく少し前のことでも、自身の概念が、勝手に記憶を作り替えているということだ。
主観である記憶は、誰の記憶であっても曖昧で混乱に満ちているのだろう。
自身(私)と