なぜ今アートなのか?続き
初回はこちら
昨日は「アートの何がビジネスに活きるの?」について書きました!
今日は追加で、アートがもたらす現代を生きるうえで使える力を書きます!
ちなみに、「美術館がおもしろく感じれない」という人もいると思いそれもありですが、
「もし自分が今から絵の具を手に取って描くとしたら」「もし1枚買うとしたら」などの目線で見ると、面白くなれるかもです!(なれないかもしれませんが笑)
■真善美を磨く
アートがビジネスや人生で活きる要素をあと2つほど共有させてください!
1つは「真善美」を磨くことだと思っています!
昨日前述したように、世の中には答えがなかったり、答えが一つでないものも多く
科学で解明されていることは、世界のごく一部に過ぎないです。
そんな中で、自分なりの答えとして
真:何が自分にとって正しいことか
善:何が善いことで、何が悪いことであるか
美:何が美しいか
とその軸を持つことが、答えのない世界を生きる指針になると思っています。
すべて正しい人間はいないと思うので、「私はこう思う」は偏っていてよいと思っていて、
そういった、自分の意見を持つ教育が重要だと思っています!
■そのために感性(身体性)を磨く
真善美を磨くためには、自分で答えを決める必要があります!(仮説でも)
そのために何を使うかというと、「思考」「感性」だと思っていて、
特に「感性」だと思っています。
思考をする脳と、感性をつかさどる脳では、情報の処理量が1万倍ほど異なるといわれています。
爬虫類から持っている「感性」「本能」の脳(脳幹)の方が情報処理量が多いので、
・言語化できないけどなんかこっちな気がする
・これがなんとなく、いいと思う
そんな「なんとなく」でも、実はいい答えだったりすると思うんです。
(こどもは、説明はできないけど良い答えを持っていることがありますが、こういう理由だと思います。)
■感性を磨くとは?
人間とAIやロボットと異なるのは、「体を切り離せる/切り離せない」ということが1つあります。
ロボットはネットなど含め、データ(情報)を受け取ります。
人間は身体の五感など含めた情報を受け取っていて、
しかも、視覚(目)は閉じることができますが、
触覚、聴覚、臭覚に関しては、閉じることができないため、その環境での情報を遮断することができません。
そういった「身体性」の違いが多く、逆に言うと、今この瞬間でも、
重力、周りの音、服とのふれあい、など様々な情報を浴びています。
■「違和感」から、理に近づく
その「感覚」がどう真善美とつながるのか?
社会や法律は人間が作ったものなので不完全です。
その反面、「自然」は人間が作ったものではなく、人より歴史が深いため、より「理」に近いことが多いと思っています。
そして人間の体も、自然の理のルールをベースに作られていると思っています。
なので、山に入ったり、川に入ったり、自然と触れたり、
また、自分の体のリズム、鼓動、周期、反応、それそのものも、あるリズムなどを持っていると思っています。
そういったリズムなどは、社会とずれをきたしたときに言葉にできない「違和感」などが生まれると思ってます。
そういった「違和感」を大事にし、向き合うことで常識を疑ったり、自分事として世の中に問題提起ができたりする
アーティストが感性が豊かなのは、そういう「向き合い」をしている回数が多いからかも?と思っていて、
世でアーティストといわれないジャンルの仕事でも、
自分事になり、感覚を磨くと、同じような「世の中の違和感」に気づく力が強まるのではないか、と思っています!
今日もとりとめのない内容でしたが、個人的には大人も子供も、より多く、こういった「アート」「リベラルアーツ」的な教育の機会が
もっと増えたらいいな、と思っています!
皆さん、今日もミラクルフライデーを!
アート、教育、探究、子育て、生き方。アーティストとして、スクール長として、本音しか書きません!