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そして「再生」へ。

創造、維持、破壊。

それを「ブラフマン」「ビシュヌ」「シヴァ」と言う名の3神として、古代からインドでは哲学、神話、宗教であり、真理として伝えられてきました。

我々の人生もこの連続です。それは例えば「生まれて、生きて、死ぬ」という生命的なサイクルもあれば、「出会って、交流して、別れる」という関係性などもそうでしょう。

長さは一生単位のものもあれば、数年単位、数ヶ月、数日や、1日のうちだって「目覚めて、生活して、眠る」というサイクルもありますし、もっと言えば、「食べて、血肉となり、排泄する」「息を吸って、巡らせて、吐き出す」ということもあるでしょう。

このサイクルを滞らせることが、いわゆる「不調」につながります。不調とはつまり「調っていない」ということですね。けど人間は良い状態を維持したがるし、破壊とか滅ぶようなものを忌み嫌い、避けたがります。

手に入れた財産は手放したくないし、失いたくないし、生まれたのだから、死にたくない。

けど、避けようがないです。だから避けれないのなら、素直に受け入れるしかないです。

そして破壊があるからこそ「生成」が起こります。今あるものを失うのは辛いことに感じるかもしれないけれど、それは次の「創造」の布石にしかなりません。

個人的な話をしますが、2020年から、2022年は、自分的に、サイクル的にはすごく「破壊」の部分が強かった。

数年間やってきたスタイルを手放して、活動全体を縮小させた。意識的に「破壊」のサイクルなんだろうとは感じていた。

実際に、体調も悪くなったりしたこともあり、どの道ガツガツと活動はできなかった。維持のために、自分らしくない状態でやって来た何かが、噴き出たのかもしれない。

去年くらいから、徐々にエンジンをかけ始めたけど、2020年と2021年は、かなりスロウペースで、内観が多い時期だった。

仕事とか、自分の目標とか、そういうことはもちろん、自分の人生全体を見直した時期だった。

外側に向かわず、内側へ、内面、内的な場所へ。もちろん、外の世界は常にある。だけど意識の大半を “今、目の前” の「人、もの、こと」に徹底的に向き合い、交流をすることがメインだった。

で、2023年となりました。まだ始まったばかりだけど、自分の中でのっけから大きな気づきや、不思議な出会いと共に、感情が爆発するような浄化があったりして、「次のサイクル」だなと感じています。

「創造」であり、「生成」なんだけど、その中に「再生」という言葉も含まれる。

かつて自分が創造し、途中まで積み上げたけど、事情があって止まってしまったもの、壊れてしまったもの、諦めてしまったもの。

それらが自分の中で再構築されていく。再生されていく。そんなイメージです。

僕にとって「音楽活動」って、人生の柱でしたが、やはり一度完全に諦めて挫折していたもので、自分の中ではずっと何かが「止まっていた」状態でした。もちろん、再び活動再開していましたが、自分の中の「メイン」ではなかったのは事実です。

しかし、ようやく何かが吹っ切れたような気がするのです。自分の中から、際限なく、制限なく表現したいという素直な思いが溢れて来ました。

「再(び)生(まれる)」。音楽プレーヤーも「再生」っていいますよね。自分の中でずっと停止していた音が、再び流れ始めている、そんなイメージです。

さて、昨年は主に1人の弾き語りLIVEが中心でしたが、今年のLIVEはしょっぱな1人ではないです。

3月5日(日)大阪にて。アコースティックLIVE、「響き、音色」ーそして再生へーを行いますが、募集スタートです。

詳細、お申し込みはこちらから
(バナー画像制作PAGUMESHIAN COMPANY)

ギターと歌声と、なんと言っても「グランドピアノ」のある会場です。

小さなコンサートホールなので、声やギターの音色はもちろん、グランドピアノの音色を、全身で感じれると思います。

今回、ゲストピアニストの、「yasuko月花(tsuki-hana)」さんと共演します。

yasuko月花(tsuki-hana) プロフィール

奈良県奈良市生まれ。幼少期から絵画、音楽を習い、同志社女子大学芸学部音楽学科卒。在学中はバロックアンサンブルなどでヴィオラダガンバ担当、音楽心理学を学ぶ一方、軽音学部でライブ活動を趣味にする。

教師資格を取るも、卒業後はヤマハ音楽教室を経て、音楽療法士として高齢者施設で様々な音楽&文化イベントを企画。

娘のアトピーをきっかけに、ホリスティック医学、様々な食事療法を学び、カフェ経営、自然療法、地球や生命にとって何が大切で何が不自然かを考えるようになる。
自然に沿って健康に美しく生きる、『宙・光・水・土・音』を軸に、振動、響きが命の大元であるという答えに至る。

一旦傍に置いてるうちに離れてしまった音楽活動に再び力を入れたい想いが膨らみ、2022年より、演奏家としての活動を再開。音楽活動ではピアノ、フレームドラム、バウロン、タオライアーの表現を探究中。

多岐に渡る活動をしていますが、彼女も一度音楽から離れていて、さまざまな経験を重ね、そしてまた音楽への想いが溢れてきた1人。

「自分を生きる」ようになると、自分の本当にやりたいことへ、嘘がつけないんですよね。もう誤魔化しきれないのです。

僕と彼女は、その辺が共鳴したのだと思います。だから縁あって、一緒に奏でることになりました。

ぜひ、聴いていただきたいです。きっと、あなたの中で止まっていた何かが、再び動き出すような、そんな音楽になると思います。言葉とか、理屈を超えた音に乗せて、この想いを届けます。

また、ちょっとした遊び感覚で、全員で「倍音(耳に聞こえない周波数の音)」を体感する遊びも考えています。音のパワーで、バイブレーションを感じてください。

3月5日(日)。梅田駅から徒歩5分ほどの距離にある小さな会場です。気配を感じ、一人一人と向き合いながら奏でたいと思います。

お会いできるのを楽しみにしています。


東京での「響き、音色」は2月19日(日)。こちらは残席わずかです。

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