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水の星に住む私たち

地球は、「水の惑星」です。俺は北海道の海沿いの町で生まれ育ち、いつも海が見える環境だった。水平線は、当時の俺にとって当たり前の景色だったが、大人になって東京で暮らすようになって、いかに「水」の中で暮らしていたのかが分かった。

地表の7割が水、と言われている。しかし、周知の通り、ほとんどが海水だ。97・5%が海水で、淡水は2・5%。その中で、人間が飲めるレベルの水というのは、0・01%という話もある。

さて、今年度の冬は「記録的暖冬」だったということ、覚えているかな?コロナ騒動の影に隠れて、風化してしまったけど、とにかく暖かかった、だけじゃなく、雪が少なかった。俺も、長野県諏訪郡に住んでいたが、ほんとに雪が少なかったな。

特に、北海道や北陸の豪雪地帯だ。雪が少なかった。北海道の雪まつりで、雪不足なんて話題もあった。ちなみに雪の量の例年比でいくと、

北海道58%  富山9%  新潟2%

2パーセントって…。まじかよ?って感じですが、そういうデータもあるようです。これを鵜呑みにするのもどうかと思うから、実際のところはもちろんわからないけど、それほど雪が少なかったのは事実だろう。

雪、というのは「水」。先日、NHKの「ブラタモリ」という番組で(けっこう好きなんです 笑)、長野県と富山県の境にある、『黒部ダム』が特集されてました。黒部ダムは、例年、たくさんの雪が降るからこそ、あの水量がある、みたいな話もあった。春になっても、大量の水が流れ続けるのだ。

『地球は水の星』なんて冒頭に書きましたが、実際は、飲み水に苦労する国々や地域はたくさんあります。日本は水の国で、山水豊かな国です。水道をひねれば、塩素消毒まみれだけど、とりあえず飲める水が出て、山に行けば、飲めるレベルの川の水が流れています。こんな国、なかなかないです。

しかし、この暖冬。どうでしょう?実は水の国日本ですが、人口密度と国面積的に言えば、「有り余るほど水がある!」というほとでもないのです。実際、毎年梅雨時に雨があまり降らないと、「水不足」になる地域があるのをご存知だと思います。

以前、コロナの後に、経済混乱、そして「食糧危機」のリスクもある、ということを書いた。日本ではあまり実感ないが、バッタ被害もどんどん拡大している。アフリカから、東へ東へと、数を増やしている。

食料自給率の低い日本。外国の惨状を、対岸の火事として見るのだろうか?以前から述べているが、安価な輸入食材により、低価格系の外食産業は持っている。輸入食材から始まり、それは国内産に移行する。夏以降の食材の高騰は間違いないだろうと思われる。

しかし、さらに拍車をかけて、実は「水不足」も、十分に起こりうると、俺は思ってます。

いや、不安にさせたいわけじゃないんだ。理由は後に書く。どうして俺がこういうことを書くのかね。

あまりニュースにならないけど、日本の国土が、ガンガン中国資本の企業に買われているって知ってた?ゴルフ場や、太陽光発電の土地だったりもするんだけど、「水源」に近い場所を買っている、という話がある。特に北海道がすごい勢いで買われている。

北海道って、俺も生まれがそうだからよくわかるんだけど、大体がひいおじいちゃん世代の移住者。東京に住み、その後、八ヶ岳山麓の田舎暮らしをして分かったんだけど、地方は、先祖代々、何百年もその土地に住んでいる人がたくさんいる。そういう人たちって、当たり前だけど土地への愛着って強い。逆にいうと、北海道民って、そういう「血筋の歴史」って少ないと思う。だからなのか、土地を手放しやすい、という説もある。

実は、水が世界各地で足りなくなりそうだったりする。あまり知られてないし、深刻化してないけど。

原因として「肉食文化」が増えたから、と言われている。穀物を育てる10倍の量の水が、牛や豚という大型動物を育てるために消費されてる。

このnoteも読んで欲しいが、

肉牛を育てるために、莫大な穀物を生産している。そのために、化学肥料や農薬を使い、土の微生物を死滅させ、一酸化二窒素による温室効果…。いかに、肉食文化が「先進国」に広がることが、地球環境を汚しているか?

肉を食べるのが悪いとは言わない。そもそも、何が「悪い」ということはない。ただ、「肉を食べる」、ということがどういうことなのか知りを、考える必要があると、思うのだ。一緒に考察していこう。

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