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竹を編み、漆を塗る。


自分は藍胎漆器を主体に勉強したので、竹工芸とは少し異なります。

私がサラリーマン職人の頃は、旅館や、温泉等に竹を使用して、特注の鏡の枠とか、ディスプレイように加工したり、木工職人がしたくない仕事が回ってくる役だったのもあって、いろんな材料には触れてきてました。石を鉋で削らされたり、、、もう一発でいろんなものが終わります。

そんな中、竹の魅力に取り憑かれたのは長野で飯島さんと出会ってから。
繊細な編み込みや、経年変化、自由な造形。
工芸の世界は深い。
取り憑かれました。
突貫工事に納期に怪我に振り回されてた毎日から、
自然や四季を感じ自分の感性や物と向き合いながら暮らすという。
そんな世界に惹かれてしまいました。
竹工芸の竹の伐採時期が地方によるといいますが、今頃ですね。長崎はいたるところに真竹がいっぱいあるのに、、、
切りたいけど、乾燥させる場所がないので、ムラムラしています。
大分県の竹が有名ですが、実を言うと、長崎で竹を取って大分県に卸してるぐらい長崎は真竹はあります。
聞いたら、、卸してます。
大分で売ってる竹は長崎で取れてる場合もあるみたいですね。実は。

手間がほんとにかかります。
そしてセンスが問われる工芸の一つだと思います。
すごく安っぽくなる場合も。怖いです。
現在建具や、家具に用いれるようにサンプリングを作りながら挑戦していこうと思います。









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