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Vol.44【日常に戻って思うことの巻】スペイン巡礼おばさん奮闘記

2023年7月21日。帰国してから約3週間が経ちました。6/8〜7/1 日本を離れていたので、スペイン巡礼をしていた3週間と同じ日時が経っているのですが、いまだ気分は巡礼途中、余韻に浸っています。

日本の乗馬倶楽部
の馬(日本)

乗馬

も再開しました。久しぶりに乗せてもらったお馬さんは少し揺れの強い口カゴの馬。狭い厩舎や、口カゴ姿の馬に以前はそれほど違和感を感じていませんでした。餌もちゃんともらえてお手入れもきちんとされているし、初心者相手の乗馬のお仕事もきちんとこなしてくれてありがたい存在でした。

ピレネー越えの時に見かけた
放牧馬(フランス)

でも、フランス〜スペイン間のピレネー山脈を越える途中に見かけた放牧馬の自由奔放な姿を見てしまうと、日本の乗馬倶楽部に居る馬達がちょっと不憫に思えてなりません。

本当に広々とした草原を、仔馬を含めたくさんの馬達がゆっくり移動したり、駆け回っている姿が微笑ましく脳裏に焼きついてしまっています。

お花のお稽古も再開しました。(日本)

お花

は、日本もスペインも同じような種類のお花が咲き、特に紫陽花(アジサイ)がとても綺麗だったのが印象的でした。日本の紫陽花の時期は6〜7月、雨の多い時期限定ですが、スペインは、春から秋頃までずっと咲き続けていると聞きました。大きさもこんもりと大きくて色とりどりでした。でも、カシワバアジサイは見かけなかったように思います。

スペイン巡礼中、そこここに咲いていた
紫陽花(スペイン)
先日の背振山系列の山行(日本)

山登り

にも行って来ました。豪雨災害から一週間後の山行で、途中登山道が崩れているところもありました。川底が真っ白で流れる川の水も透明でとても綺麗でしたが、それが豪雨に流された後の状況であると聞き、自然災害の恐ろしさを感じずにおれませんでした。

ピレネー越え途中にも木の倒壊の跡がありました。(スペイン)

夜中に雷雨になる事が多いピレネー山脈でしたが、運の良いことに私が越えた時はちょうどいいお天気でした。暑すぎることもなく、全般的に曇りではありましたが、雨が強くてレインウェアを着ることもありませんでした。視界もほとんど遮られることもなく気持ちの良いカミーノができました。タイミングによっては、霧で真っ白で何も見えなかったという巡礼者もいましたので、私はラッキーだったと思います。

遠くに羊の群れが(スペイン)

想い出

として思い出されてくるのは、素晴らしい絶景など良い思い出ばかりです。山越えの苦しかった事や、牛や馬のボロばかりで足の踏み場が無かった事や、牛の死骸が転がっていた事などはあえて記憶から削除してしまう方向に中枢が働くのかもと考えてしまいます。

また歩きたくてたまらなくなっています。140kmばかりを8日間で歩けたということは、残り660kmはあと30日あれば計算上は歩けるという事です。一気にが無理ならば、15日づつ2回に分けて今回歩いていないルートを制覇するってのもいいかもしれません。

違うルートがたくさんあるということも知りました。例えば、フランスのルピュイの道や、ポルトガルの道、プリミティボの道などなど・・・


突然話題が変わりますが、日本の音楽の世界も新しい風が吹き始めているように思います。今までほとんど接してこなかった分野の音楽を1年ほど前から聴き始めました。息子よりも年下の彼らの活躍に夢中になっている自分がいる事も新鮮な発見です。新しいことに挑戦する勇気を与えてくれているのも彼らの音楽です。

推しのグループ

の大好きな歌の歌詞の一部が今の私の気持ちにぴったりです。

『遠い夢だとどうぞ笑ってよ
もう叶え方なら知ってるから
変わらない為変わってゆくだけ
まだ知らない僕を
Turn it up 探し出せ』
(https://www.lyricfind.com/)

カミーノ中もずっと聞きながら歩いていました。どれだけ勇気づけられたことでしょう。

連れて行ったのはイチオシの子のプラ板
一緒にピレネー越え

わかる方にはもうおわかりだと思いますが、勇気づけられる存在が居ると、挫けそうな時にものすごいパワーを得られるんだなという事が身に染みてわかりました。

何年後になるかわかりませんが、またスペイン巡礼の続きを歩きに行ければと思います。推しのグループの展開の速さに刺激されているので、またまた計画は前倒しとなるかもしれません。

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