Center line art festival Tokyo【中央線芸術祭】ClafT

JR中央線沿線の街を芸術散策しながら移動し、日常という大きなフィールドを遊び場に変えて…

Center line art festival Tokyo【中央線芸術祭】ClafT

JR中央線沿線の街を芸術散策しながら移動し、日常という大きなフィールドを遊び場に変えてゆく回遊型アートフェスティバル。 「中央線芸術祭2021」は中野・高円寺・吉祥寺・武蔵境・武蔵小金井の各会場で10月9日〜31日に開催します。

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  • 中央線芸術祭2021プレイベント「With you」

    ClafT2021の会場がある中野・高円寺・吉祥寺・武蔵境・武蔵小金井の街を歩き、出会った方たちに今年度のテーマである「with you」にまつわるインタビューをし、今感じていることや思いを伺い、集めた声をテキストとして配信していきます。

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言葉で旅する

 流れる景色の中で、ふと立ち止まり、街の人たちの声に耳を澄ましてみると、忘れかけていた何かを思い出したり、新たな発見をすることがあります。 遠くへ行くことは難しい時代だけれど、自分の足で歩き、心は自由な旅に出る。「あなた」の言葉に導かれて。    旅をすることの醍醐味は、そこに住む人たちの暮らしや生き方に触れ、その土地の本質を体感することにあるのではないでしょうか。そして「ここではないどこか」「非日常」の体験が「ここ」にあるものの価値に気づかせてくれる。 今、私たちは人

    • 新旧入り交じる、わくわくする商店街

      中野駅南口を出てレンガ坂を抜けたあたりから目に入る桃色の提灯。そこに書かれた「桃園」という文字。昔ながらのお店、新しくできたお店、それぞれの歴史が混ざり合う「桃園商店街」で商店街会長を務める渡邊明恵さん、副会長の蟻塚純さんにお話しを聞いてきました。(以下、敬称略) with you07 桃園商店街 渡邊明恵さん / 蟻塚純さん 桃園商店街とモモゾノクラフト― 早速ですが「桃園商店街」と「モモゾノクラフト」のことを、まずお伺いできたらと思うのですが。 渡邊 桃園商店街とい

      • 地域に根差した、手仕事の味わい

        中野駅南口から5分ほど歩いた先にある、桃園通りにお店を構える「和菓子舗 壷屋」。お赤飯、おはぎ、水まんじゅうに水ようかん。大きな貼り紙に惹かれて中を覗くと、美味しそうな和菓子がずらりと並ぶ様子が目に飛び込んできます。 今回のwith youでは、壷屋のご店主 奥谷武久さんにお話をお伺いしてきました。(以下敬称略) with you 06 奥谷武久さん 江戸の時代から― こちらのお店は、昭和22年に創業ということで伺っています。奥谷さんは2代目ということになるんでしょうか

        • 「姉妹で作る、心癒される空間」

           中野駅南口を出てまっすぐ南に歩くと辿り着く、五差路になった交差点。  その一角にあるビルの前で、ふと良い香りに導かれて見上げた細く長い階段の先に見えるSapinの文字。  アロマオイルや手作りの雑貨が並ぶ店内から、笑顔で出迎えて下さった三川恵美さんにお話をお伺いしてきました。(以下敬称略) with you05 三川恵美さん 楽しいこと、そして余裕を持つこと―よろしくお願いします。 今日は中央線芸術祭2021のテーマでもある「with you」にまつわる質問からお話を

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        • 中央線芸術祭2021プレイベント「With you」
          5本

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          「時を経た道具の古びない魅力が人と人をつなぐ」

          with you04  遠藤信彦さん  高円寺の純情商店街で古道具 権ノ助を営まれている遠藤信彦さんにお話をうかがいました。 店内には、大正・昭和の家具、ブリキのお弁当箱やおもちゃなどの小物が軒下まで所狭しと並び、過去にタイムスリップしたかのような不思議な懐かしさを感じます。若い女性や外国人のお客さんの姿も。「これ400円でどうでしょうか」遠藤さんとの値段交渉も楽しみの一つです。 (以下敬称略) 様々な出会いがある―中央線芸術祭2021のテーマである「with you」

          「時を経た道具の古びない魅力が人と人をつなぐ」

          「自分とは違う視点や知らないこととの触れ合いが新たな発見につながる」

          with you03 粟生田由布子さん    高円寺庚申通り商店街で古書サンカクヤマを営まれている粟生田由布子さんにお話をうかがいました。  「入門書」の視点でセレクトされた古本だけでなく、CDやレコード、こけしやウルトラマンなどの人形、アーティストが作った一点もののオブジェや小物が所狭しと並ぶ店内は、ちょっと不思議で賑やかな雰囲気です。 (以下敬称略) 「遊び」は気持ちが自由であることが大事 ―中央線芸術祭2021のテーマである「with you」にまつわる質問をさせ

          「自分とは違う視点や知らないこととの触れ合いが新たな発見につながる」

          「人生は一度しかないから楽しめばいい」

          with you02 林紀元さん  高円寺純情商店街で画材店を営まれている林紀元さんにお話をうかがいました。 高い天井までびっしりとカラフルな画材や額縁が並ぶ店内。林さんのお父様が、終戦後にご家族を養うために苦労して開いたお店です。最初は継ぐ気がなかったけれど、塾経営やサラリーマン生活を経て、家業を手伝うようになったそうです。 (以下敬称略) 全てのことは「遊び」 ―中央線芸術祭2021のテーマである「with you」にまつわる質問をさせていただきたいのですが、林さんに

          「人生は一度しかないから楽しめばいい」

          「アートは予測のできないものの中にある」

          with you 01 山崎由美子さん  高円寺のあづま通り商店会で、ガラススタジオブリエを運営されている山崎由美子さんにお話をうかがいしました。  路面に面したガラス張りの明るくオープンなスタジオには、かわいらしいトンボ玉のアクセサリーや繊細なガラス細工の美しいペンなどが並びます。高温の酸素バーナーに向かい作品を作る生徒さんたちの姿も。カラフルなガラス粒を自由に配置し、火を使わずに創作するガラスプレート体験は、小さなお子さんたちも楽しく取り組みながら、自分で考え、選ぶ

          「アートは予測のできないものの中にある」