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4月11日(日) 関西リーグ第1節  vs 関大FC2008 マッチレポート

2021 Match Report #1
大  会:関西サッカーリーグ 第1週 vs関大FC2008
試合結果:2−0
 
「イイワケ」をさせてください
いよいよ2021シーズンが始まりました。
まだまだコロナ禍にある状況でも大会が開催されることを、関係者の方々に深く感謝します。
さて、今シーズンも関西サッカーリーグをはじめ、天皇杯や国体等、出場するすべての公式戦のマッチレポートを担当させていただきます。
勝った試合では「良い理由」を。負けた試合では「言い訳」を。
公開出来る範囲で色々な情報を書いていきますので、サポーターの皆様、どうぞご期待ください!
 
闘う&楽しむ試合にしよう
和歌山から近くて遠い淡路島。大阪湾をぐるっと回って約2時間半で試合会場のアスパ五色に到着(私は他チーム視察のため前日入り)。おそらくチーム全員が船で渡れたらと考えたことでしょう。
全員集合後、試合前のミーティング。
「今日は、闘おう。それと同時に楽しもう。きっと90分の間に良いことも悪いことも起こる。その時、状況をどう捉えられるかで結果は変わってくる。良い時も悪い時も、現状に挑戦する事を楽しんで欲しい。そういう集団が上に行けると信じている。今日は勝って和歌山に帰ろう。」
 
《前半》CKから2ゴール
さて、今回のゲームのポイントは「高さ」でした。
試合開始直後、193cmの長身FW門司の高さを活かします。ロングボールを彼に集め、セカンドボールを拾い、久保が積極的に相手の背後を狙います。
それがうまくハマり、序盤から相手を深く押し込む事に成功。何度も決定的な場面を作り出します。何度も勢いよく相手ゴールに迫り、プラン通りに立ち上がりでこちらのペースにすることができました。
また、高さにアドバンテージがあるこちらにとって、セットプレーは大きな武器でした。特にCKは十分に準備をしてきました。そして、この日キャプテンマークを巻いた加藤のキックは絶好調。
14分に久保、30分には奥津が加藤のボールにタイミングよく頭で合わせ、前半で2-0とリード。優位に試合を進めます。
《ハーフタイム》 2-0の捉え方
前半終了後、リードはしているものの、私には強い緊張感がありました。
2-0という点差は必ずしも安全なスコアではありません。
1点決められた瞬間に雰囲気はガラッと変わってしまうのが2-0というスコア。相手に「やっぱりアカンかも…」と感じさせる3点目が必要で、さらなる追加点を奪うことが、プレシーズンからの課題でした。
ミーティングでは、「相手にはほとんど何もさせていないが、この状況をどう捉えるかでゲームは変わる。試合を決定づける3点目を取りに行こう。」と、前半同様、高さを生かした攻撃を指示。徹底的にアドバンテージを生かして試合を決めにいこうと考えました。
 
《後半》3点目を奪いに行く
後半、関大FCは戦い方を変えてきました。前半はこちらのプレッシングを警戒したのか、あまりパスを繋がないロングボール主体の攻撃でしたが、後半は自信を持って自陣からボールを繋いできました。
しかし、前線からボールを奪うプレッシングは「Hunting Football」の肝。「ボール狩り」はチーム結成後から綿密に準備をしてきました。何度も前線と中盤でボールを絡め取り、相手の前進を許しません。
しかし、ボールを奪った後のタッチ数が多く、スムーズに相手の背後にボールを送れなかったり、再びボールを奪われてしまう場面が続きます。
プレッシングは守備ではなく、得点を奪うための攻撃。このあたりは改善が必要です。
徐々に選手たちにも疲労が見えてきます。門司に替えて中西を、青山に替えて髙橋俊樹をピッチに送ります。中西・髙橋俊樹の連携でビッグチャンスを作り出しますが、ゴールは奪えず、2-0のまま試合終盤を迎えます。
最後の10分は少し守備の強度が落ち、関大FCに自陣まで攻め込まれ、二度セットプレーのチャンスを与えてしまいます。しかし、どちらのピンチも交替して入った佐々木がヘディングでボールを弾き出し、ゴールを許しません。最後は相手陣内深くでボールをキープし、試合終了。
 
試合を決定づける3点目を奪うことはできませんでしたが、試合のほとんどの時間を相手陣内でプレーし、ほぼプラン通りにゲームを進めることができました。
ケガで帯同できなかった選手達も、徐々に復帰し、またチーム内での競争も高まってきます。今後もチームとして改善に取り組み、試合ごとに成長をしていく姿をサポーターの皆さんに示していきたいと思います。
 
最後に、遠い淡路島まで足を運んでくださったサポーターの皆様には心から感激しました。
「する人」「みる人」「支える人」は三位一体。やはり皆さんの存在はサッカーの重要なポジションですし、和歌山の活性化における鍵です。
これからも、サッカーを通じて和歌山の「未来」を一緒に創っていきましょう。
 
次戦は和歌山県サッカー選手権大会(天皇杯県予選)の準決勝です。
再びコロナウイルス感染者が増加しているので、またスタジアムにお越しいただくことができるかどうかわかりませんが、どのような形でもパワーを送っていただけるとありがたいです。
どうか、健康にはお気をつけください。
 
 

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