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9月5日(日)関西サッカーリーグ第12節 VS レイジェンド滋賀

2021 Match Report #17
大  会: 関西サッカーリーグ第12週 vs レイジェンド滋賀
試合結果:3-1

先制を許すも、逆転で3連勝。

【前半】
レイジェンドのフォーメーションは4-4-2。当初、こちらのビルドアップに対して激しくプレスをかけてボールを奪いに来ると思いきや、前線のプレッシャーはそれほど強くなく、こちらが落ち着いてボールを保持し、相手陣内に侵入しやすい展開になります。
相手の4バックとMFはあまり前に出てこず、中央をしっかり固め、こちらのパスワークと突破力を非常に警戒している様子でした。
レイジェンドのFWとSHのポジションは少し高めなので、FWとMFの間、SHとSBの間のスペースが大きく開いていました。そこに選手がポジションをとり、前を向く状況を作れば、ブロックにも綻びが生まれ、チャンスを作り出すのはそれほど難しくはないだろうと思っていました。
前半17分、先制点はレイジェンドに奪われてしまいます。相手陣内でこちらのコンビネーションミスからボールを奪われ、右サイドにボールを運ばれます。相手のSHの積極的なドリブル突破にファウルを犯してしまい、FK。そのFKを一度ははじき返しますが、再度相手にボールを拾われて中央突破を許し、ゴールネットを揺らされてしまいます。
失点のプレー自体は連携の悪さから生じたものですが、最初にはじき返したFK時にオフサイドがあったのではないかと思われました。もしかすると、その疑念を引きずってプレーをしてしまったのかもしれません。集中力というものは、そういう時に欠けるものです。
そこから選手たちは、さらに集中力を高め、半ば強引さを持ってプレーを続けてくれました。
今まで経験してきた相手とは少し異なる陣形に対して、どこでボールを受け、どのスペースをついていくのか飲水タイム時に崩し方を統一。
髙橋(俊)が宇都木とのコンビネーションからペナルティエリア内に侵入し、右足を一閃。同点に追いつき、さらにクロスからレイジェンドゴールを狙い続けます。相手守備陣の粘り強いディフェンスを前になかなかゴールは奪えませんが、勢いは完全にアルテリーヴォ。
逆転への予感は十分にピッチに残したまま、ハーフタイムを迎えます。

【後半】
ハーフタイムは、相手の守備陣形に対してのポジショニングと崩し方を整理しました。
この日はこちらのSBの位置がいつもより低くなることが多く、サイドのコンビネーションを活性化できていなかったので、各選手の各選手のポジショニングを修正することで改善します。
また相手のDFはボールに近いサイドをタイトに守ってくることから、ファーサイドが空きやすくなることを強調。後半開始直後から、その改善が見られ、相手をさらに押し込むことに成功します。クロス攻撃が増え、相手を揺さぶります。
後半6分にはCKから白が押し込み逆転。その後はゴールを奪えない時間が続きますが、慌てずにサイドから攻撃を続けます。
後半34分には前線の選手たちの連動した守備から3点目を奪います。堀野の守備から加藤がボール奪取。そのままドリブルでペナルティエリア内に侵入した加藤が冷静にゴール左隅に流し込み、リードを広げます。
その後は少し相手に押される場面が続きますが、ゴールは許さず、そのままタイムアップ。
今回も先制される苦しい展開になりましたが、サポーターの皆さんの力を借り、ホーム最終戦を勝利で飾ることができました。

ホームで勝利するというのは、地域のサッカー人気を高めていく上で非常に重要です。
我々の試合を観て、「弱い」と思われるのと「強い」と思われるのでは雲泥の差がありますし、
特に逆転での勝利でドラマチックな展開も披露できたことはエンターテインメントとしても合格点であったように思います。
今シーズンの和歌山での試合は終わってしまいましたが、今後も和歌山のサッカー・スポーツ文化の発展に、責任と覚悟を持って挑みたいと思います。
コロナ禍にも関わらず、多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。

次の相手は3位のポルベニル飛鳥です。前期は0-1で敗れている相手ですので、勝ち点3はもちろん、プライドもかけて勝ちにいきます。

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