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戦略的にテレビに出た画家・杉田陽平☀爆発的にファン層を広げ、絵も冴える✨そのサクセスストーリーとは?

杉田陽平さんは、武蔵野美術大学造形学部油絵科に在学中から頭角を現し、数々のアワードを受賞しているアーティスト。
杉田さんの作品は、並外れた造形と素材のユニークさが特徴で、画家の領域を超えて「発明家」という言葉が似合うくらい!私は、数ある色彩の美しさを最大限に引き出す組み合わせと質量感が好き☺
画材が持つ多様な活用法を徹底的に考え抜き、可能性を最大限引き出した表現方法は企業からも注目されていて、伊勢丹メンズ館や皮革ブランド「TIDE」(タイド)とのコラボレーション、また、オフィスアートやレストランアートの監修も手掛けるなど、活躍の場をどんどん広げていらっしゃいます。
実は、その大きなきっかけとなったのが、2020年にアマゾンオリジナル番組「バチェロレッテ・ジャパン」に参加したこと。これを皮切りに、メディアにも多く出演され、企業とのコラボレーションも急増しているのです。
そして、杉田さんのすごいのは、全て自分で自分をブランディング&プロデュースして結果を出しているところ!

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杉田陽平さん 画家・現代美術家(写真左)と筆者 菊池麻衣子「パトロンプロジェクト」主宰(写真右)@レストラン「COMODO虎の門」

全文は月刊誌『国際商業』で「アートとビジネス」について語る連載に掲載中(ファシリテーター 菊池麻衣子)なのですが、ここではエッセンスをダイジェスト☀

①どうやってAmazonオリジナル番組「バチェロレッテ・ジャパン」に参加したのか?

なんと、「自分でオーディションに応募しました。」とのこと!すごい!

「ただ、今までの画家としてのキャリアを考えると、「婚活サバイバル」というエンターテイメント番組に参加することでイメージが崩れたり、制作時間がとれないなど大きなリスクが生じるかもしれないことも認識していました。」と杉田さん。

菊池:「それでも応募に踏み切ったのはなぜですか?」
杉田さん:「 より多様な方々に、「画家ってこういうことをやっているんだよ。現代アートってこんなものなんだよ」ということを伝えたいという想いがまずありました。最近になって、現代アートが流行ってきて市場も活気づいているようなニュースが多くなっていますが、やはりコレクターなどもともとアートのリテラシーが高い方向けの企画や情報発信ばかりで、その他多数の老若男女には全然届いていない印象があります。「バチェロレッテ」のような番組に参加すれば、そのような、今までアートがリーチしなかった視聴者が番組をきっかけにアートやアーティストに興味を持ってくれるのではないかと考えたのです。」

ステキな志ですね♪そして、このチャレンジは見事に成功!

「2020年の10月から始まった約1か月の番組なのですが、まず、参加し始めてからのインスタグラムのフォロワーが約10万人に激増しました。その後始めたYouTubeちゃんねるの登録者数も5万人に迫る勢いです。」

そして、「SNSのフォロワーやいいね!やコメントが増えて、みなさん、美術業界の方々よりも、私がどのようなアーティストで今度どんな作品やプロジェクトを計画しているかなどに詳しくなってくださいました。笑
そして、そのような人々の反響を見て、様々な企業から「杉田さんのアートで私達の商品価値を高めていただけませんか?」というお問合せが毎日のように入るようになりました。」

というように、画家としても、企業とコラボレーションして収入と知名度がアップするというポジティブな成果につながっています。

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②皮ブランドARTIDEに絵画をあしらうコラボ実施。1分で完売!

菊池:「番組終了後の去年11月ころに、皮ブランドARTIDEさんの小物をプロデュースしていますね。
白いキャンバス地のようなお財布に、杉田さんのカラフルな絵画がそのまま乗っかっているようなお洒落なデザインです。」

杉田さん:「 はい。「持ち運べるアート」というコンセプトが良いなと思いましたし、私は、手にとった人自身もブランドになり、表現者になれるということをこのマルチコンパクトウォレットに込めました。」

菊池:「なんと、(オンライン予約販売で?)1分で完売したそうですね!」

杉田さん:「おかげさまで。しかも、今まで私の作品を購入してくださったお客様とは全然重ならないプロフィールの方々が購入してくださって貴重な機会だったと思います。
  私は、テレビ出演や企業とのコラボレーションを通して成功することで、プロのアーティストとしてこのような道もあるということを示していきたいとも思っています。」

若いアーティストのみなさんの先頭に立って新しい道を切り拓いています。

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③ブレイクして見えてきた地平とは?

杉田さん:「ギャラリーに気に入られるかとか、売れるかとかを気にせずに、思い切って賭けに出られるので、ホームランを打つ可能性が高くなります。「嫌われてもいい」と思えるのです。笑
また、企業コラボレーションによって収入が増えた分、今まで自分で手掛けていた額の製作や展示作業をアシスタントに任せることができますし、PRのための動画もプロのYoutube制作クルーに依頼したりすることができます。
すると精神的にも時間的にも余裕ができて、伸び伸びとした良い作品が出来上がるのです。
ありがたいことに、現在作品をお待ちいただいている方が100人ほどいらっしゃいます。」

素晴らしいの一言!

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虎ノ門レストラン (4)

④東京・虎ノ門に新しくオープンするイタリアンレストランのアートも監修!どんな場所にしたいの?

杉田さん:「前々から「杉田さんの作品を見たくても、ちょうどギャラリーなどで展覧会が無い限り、どこに見に行ったらよいかわからない」と言われていたので、このお店が常設展のような場になり、しかもお食事したり写真を撮ったりして楽しめる場になると良いなと考えています。
また、私の絵は半具象なのですが、軽やかな楽しみ方とインテリジェントな楽しみ方と、両方できるアートです。お子さんやフラっと来た方などであれば「自分でも描けそう!」みたいな感想を持っていただいたり、詳しい方であれば「深読み」していただいたり、など誰が何度来ても楽しんでいただけるよう工夫しています。」

菊池:「アートの楽しみかたの新しい提案ですね。 リアル日常での参加型アートといった感じ♪」

特に、このお店には、窓ガラス一杯に透明の画材で描く、とっておきのアートも出現しています。お店に入った人だけでなく、外にいる人も楽しめる立体アートのような存在。街中をアートで溢れさせて日常を変えるという杉田さんの願いは、一つ一つ形になっています!!

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杉田陽平(すぎた・ようへい)
画家。画材の持つ可能性を最大限に駆使し、抽象画から具象画まで幅広く鮮やかで特徴的な作品で知られる。恋愛リアリティーショーを始め、経済番組やエンタメ番組へ多数出演、玩具デザインやブランドコラボなど、従来の画家のイメージに囚われない活動の幅で。アートの枠を越えファンが急増中。日本で最も影響力のある芸術家の一人。週刊SPA『ニッポンを変える100人』に選出
【菊池麻衣子 プロフィール】
東京生まれ。東京大学文学部卒業。英国ウォーリック大学にてアートマネジメントの修士号取得。化粧品会社の広報室を経て2014年にパトロンプロジェクトを設立。同プロジェクトは、参加者が美術家と親しく交流しつつ応援しながらアートを楽しむ会。美術館貸切イベント、アートフェアツアー、アトリエ訪問などを実施。美術出版社のアートニュースサイト、男子専科WEB版などの記事を執筆。『月刊美術』に「菊池麻衣子の東京ワンデイアートトリップ」連載中。中小企業庁ミラサポ登録PRプランナー。ホームページ:https://patronproject.jimdo.com/


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#杉田陽平 #杉ちゃん #バチェロレッテ

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