東京に住んで、一番好きになった街は【耳で聴く美術館】
渋谷だった。
これを周りの人にはなすと、「えぇ~….」という反応をされる。
その間はなんだ。
道玄坂は夜になると飲み歩く人で満ち溢れ
円山町はホテル街の夜の街。
かと思えば、その先には高級住宅街の松濤がある。
渋谷の街は私がこれまで読んできた多くの小説の舞台になり、そこではたくさんの主人公たちとすれ違うような気持になるのだ。
渋谷は道があっちこっちに伸びていて碁盤の目とは程遠い。
(京都の人が来たら起こるんじゃないか!?)
坂道が多く、歩いていたらいつの間にか違う街になっていたり、ダンジョン感が良い。(これは大阪の地下に似ている)
そして、渋谷スクランブル交差点はたくさんの外国人観光客が、一気に人が押し出される様を撮影しており、この街が特別なことを示している。
渋谷を歩くことが楽しい。
きれいな街とはお世辞にも言えないけれど、熱気が恐ろしい街だ。
文化・流行が生まれる土地。
大きな商業施設の間を埋めるように小さな店が軒を連ねる。
私が地方で感じる、商業が衰える様など一切見せない。
そこに寂しさはない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?