モテるための社会的影響、流行との正しい付き合い方
これまで2回に渡って説明してきたモテのメカニズム解説だが、本稿で一旦全ての説明を終えることになる。
モテのメカニズムを理解し、全ての変数を総合的に高めることで序盤・中盤・終盤の全局面においてモテる男を目指してくれたまえ。
これまでの復習
ではまず前回の復習から始める。
1・モテは動物的本能+個人の好み+社会的影響によって成立している
2・清潔感を持ち、筋トレをすることで本能的に女性に求められやすい体質を作っていく
3・個人の好みは色々だから、自分の欠点も受け入れて、自信を持って前向きに生きていくしかない。またコンプレックスに負けそうになったら、死ぬほど努力していくしかない
こんなことを話してきた。今回は上記のモテ変数その3・社会的影響をどうやって明日のモテに繋げていくかについて考えてみよう。では早速始める。
社会的影響とは
まずはモテの社会的影響とはどんなものかを考えてみよう。
私たちの考え方というのは、かなり大きな割合で社会の影響を受けている。例えば戦時中は多くの若い男性が国家主義という力強い社会的影響の中で、国のために自ら生命を賭して戦った。これは、あの時代の人たちが決して戦争が好きだったわけでもなく、社会的な影響の中で、自分の人生を生きただけ(またはそう生きざるを得なかっただけ)である。
また、80年代などはヤンキーが多い時代だったが、この時代の人たちはみんな気性が荒く、個人的に暴力を好んでいたわけではない(そういう人も微妙にはいただろうが)。そういう時代・社会の影響を受けて、その中で自分のアイデンティティを発露させていただけにすぎない。
そう考えると、私たちは、いかに自分の考え方が社会に影響を受けているかがわかる。上の例は個人のアイデンティティに関する問題だったが、これは好みの異性のタイプでも多分に影響を受けていると考えておいてくれ。
価値感の多様化の中で
というわけで、女性がどのような社会的影響を受けていて、男性にどんなものを求めているのか。
結論から言うと、現代ではネット社会によって価値観の多様化が進みに進み、もはやこれをやっておけばOK、と言う結論を出すことが難しい時代に来ている。
恋愛資本主義が極まっていたバブル期は、カッコいい車で高級レストランに連れていく、などがテンプレートとしてあっただろうが、今同じことをやっても、「なんやねん、この成金野郎・・」と思われることだってあるし、逆に「こんな女性扱いされたの初めて、素敵!」と思ってもらえることもある。
また、女性誌を読むことで時代を知り、どんな男性を求めるのか、またどんな恋愛感を女性が持っているか、昔はリサーチがしやすかった。しかし今は雑誌よりもwebメディアに流れる女性も増えており、我々男子は具体的なアクションを考えるのがますます困難になってきている。では、どうすればいいのだろうか。
基本的に社会的影響は無視する
というわけで具体的な方法論の基本として授けたいのが、積極的無視という技術である。「それって、ただ気にしないってことなんじゃ・・」とツッコミが聞こえてきそうだが、違う。そうじゃなくって、意図的に社会的影響を無視して考えるのである。
どういうことかというと、例えばネットのクソ記事とかはあえて無視することを心がけてほしい(結果としてこのNOTEも無視されるかも知れないが)。
例えば、最近◯◯男子が人気、とか女性を虜にさせるならこうしろとか、そういう表面的なテクニック、表面的な情報はハッキリ言えば雑音だ。多様化する価値観の中で、そんなものにお前が進むべき道を邪魔されてはいけない。
普遍的な男性としての魅力は、基本的には動物的本能から来るものだったり、個人の好みの違いから来るもの。つまり「モテ変数3・社会的影響」は変わりやすいものだから、敢えて取り入れる必要はない、ということだ。
黙って筋トレして、清潔感を保てるように毎日を丁寧に暮らし、そして自分自身と欠点を含めて向き合う。これがモテの基本であり、この基本の積み重ねがお前のスタイルを作り上げる。
「本当に大丈夫なの、無視して?」と不安な人のために私の話をするが、私は割と最近までタバコを吸っていた。タバコが嫌いという女性が加速度的に増えている世の中だが、それは私には関係がない。「タバコ吸う人は嫌いだけど、コハクさんなら素敵・・。」こんなことを普通に言ってくれたりする女性はたくさんいる。
それは私がイケメンだからか?違う、ただの30後半のおっさんだ。女性に尻尾を振らなくても、自分のスタイルがあれば普通にモテる。そして諸君らもそんなおっさんになれるから、安心して私についてきてくれたまえ。
流行を10-20%取り入れよ
まず、基本的には世の中の声というのは全て無視してもらって構わない。しかしここから矛盾したことを言うようだが、流行には多少乗っかることをオススメする。
男性と比べて、女性は流行に敏感なことくらいは童貞のお前でもわかるだろう。流行に乗せられるんじゃなくって、敢えてちょっとだけ乗っかる。これは遊び心や男性としての余裕でもあるし、また、特に流行が好きな女性だったら、その女性を楽しませてあげるためだと思ってくれ。
流行なんて完全無視。俺は俺の道を進む。と言う気骨のある奴は、私は大好きだ。しかし、わざわざ気難しい奴になる必要もないし、悪いけどよっぽど上手にやらないとモテことはないから注意してくれたまえ。
では実際にどう立ち振る舞うか。それはズバリ、流行を総合的に10-20%程度、自分の中に意識的に取り込んでいくことだ。
女性に媚を売るのではなく、ちょっと流行を楽しむ、ファッションを楽しむ、流行りのデートスポット、流行りのレストランを楽しめる。これを、無理のない範囲内、あくまで自分が自分らしくいられる範囲でやる。これが大人のモテる男だと思ってくれ。
トレンドクソ野郎になるな
最後に注意喚起。私の知り合いにこんな感じのやつがいる。
・爽やかイケメンでお洒落
・女性の嫌がることは絶対にしない優しいやつ
・中学-大学まで全部私立で見るからに育ちがいい
・流行りのレストラン・デートスポットとかに詳しい
・結婚したらイクメンになりたいと常に言っている
・彼女のこと本当に心から大事にするタイプと常に公言している
さぁ、この男性。モテるだろうか、それともモテないだろうか。
結論として、この知人は全然モテない。いや、合コンとかで最初の掴みは異常にいい。そしてデートへ結びつける確率もかなり高い。しかし、SEXはさせてもらえず、ヤれてもすぐに女性に飽きられるという傾向がある。
なぜか。それはこいつが中身が空っぽのトレンド野郎だからである。自分で何も考えず、誰かが良いと思ったものに盲従する。そして話の内容もオリジナリティがないから悪いけどクソつまらない。
というわけで、こうならないためにも流行はすこーしだけ取り込んでいくが、あくまで自分らしく、自分のスタイルの上に少し上乗せするイメージを持ってほしい。流行に自分らしさを売り渡したり、女性に媚びた時点で試合終了だ。
最後に
以上、社会的影響や流行に対して、自分がどんな態度を取ればいいのかを解説してきた。まとめると以下のようになるから、改めて確認してくれたまえ。
1・人間は強い社会的影響を受けて自分の好みを決めている
2・現代社会では、普遍的な社会的影響変数を探すことはできない
3・だからメディアの情報に踊らされず、基本的には自分のスタイルを持つ
4・しかし、少しだけ流行を取り入れて、遊び心・男の余裕を持とう
やや矛盾しているように聞こえるかも知れないが、バランス良く、自分のスタイルを作っていってくれ。
諸君らが世間に流されず、自分のスタイルで生きれば、そのスタイルを魅力的だと感じてくれる女性が現れるはずだ。モテの本質は長き道のりである。しかし、勇気を持って、一歩ずつ、サイのツノのように歩んでくれたまえ。
サポートを検討してくれてありがとう。ただ、その投げ銭で、好きな人に暖かい飲み物でも買ってあげなさい。