「ソウルフル・ワールド」から学ぶ、最高のパフォーマンスの出し方

先日「ソウルフル・ワールド」を観て非常に面白い表現があったのでなるべくネタバレを避けつつ共有したいと思います。

この作品は「ソウルフル・ワールド」つまり、魂(感情)の世界を題材にした話なんだけど、この世界に来るには二つの方法があって肉体から離れて魂だけになる事と、もう一つは「ゾーン」に入る事

この「ゾーン」と言う表現が非常に面白かった。

作中、主人公のピアノ演奏者ジョー・ガードナーは二回「ゾーン」に入る事に成功します。

一回目は、憧れのサックス演奏者ドロシア・ウィリアムズに自分の実力を示すためセッションをすることになり、この時ジョーは現実も時間も忘れ演奏に集中し最高のパフォーマンスを発揮します。

演奏が終わりジョーが意識を現実に戻すと「結果的」に周囲を圧倒させる演奏に成功していました。

この「結果的」に成功したと言うのが僕の中でしっくり来たのですが、これは何故かというと、日々積み上げてきた「結果」つまり「最高のパフォーマンス」と言うのは現実での時間や悩みなどの雑念が入らない環境で発揮されると再認識させられたからです。

よく、機械のように淡々と作業することが大事だと言われることがありますが、私たちは人間なので感情はどうしても切り離せません。

ですが、雑念が入らないような環境を作り「ゾーン」に入ることに成功すれば時間の狭間に起きる、不安、恐怖、焦り、失敗、成功を飛び越えて感情は常に「結果」しか認識しません。

時間を忘れて何かに集中していたり夢中になっている時、「気が付いたらもうこんな時間!?」っていうのありますよね、アレです。

つまり感情は常に「結果」しか認識できないので感情のブレが入る余地がなく、一定の(結果的な)パフォーマンスが維持できるのです。ゾーンと言う単語も一定と言う意味が含まれているのでしっくりきますしね。

もちろん、そのためには無意識に作業する必要があるので、その作業を潜在意識に刷り込ませるほどの鍛錬は欠かせません。

話を「ソウルフル・ワールド」に戻しますね。

ジョーは最終的には念願を果たすことに成功するのですが、何か腑に落ちない様子。

自分にとって大切なものを再認識するためには雑念を払う必要があったのでピアノを弾きもう一度「ゾーン」入ります。

この時、一回目の「ゾーン」に入った時と違って「ソウルフル・ワールド」に入る描写があります。

「あれ?何で一回目に「ソウルフル・ワールド」に行けなかったの?」

って思っちゃいますよね。

実はちゃんと一回目も「ソウルフル・ワールド」に行っているんです。

作中にも説明がありますが「ソウルフル・ワールド」には時間と言う概念がありません。つまり、「ソウルフル・ワールド」に行ったという過去がないのでジョーが覚えてないだけなのです。

物語の最後はジョーがどうなったのか曖昧な描写で終わります。

漫画やアニメでも続きが気になるところで終わらせる手法と似てますよね。

でもこの「ソウルフル・ワールド」の場合ではわけが違います。

「ソウルフル・ワールド」を観たあなたは、「ソウルフル・ワールド」を最初から最後まで見てきたという積み重ねがあります。

そう、「結果」もしくは「答え」と言うのは既に自分の中にあるのです。

雑念を振り払いゾーンに入る為には

「ゾーン」の入り方はジョーにとってはピアノを弾く事だったように、人によって様々です。

それは、断捨離であったり、スマホの電源を切ったり、本を読んだり、ゲームをしたり、トレードの場合は損益が少ないロットで取引したりです。

逆に、感情のブレが大きい時はどういった時なのか意識してみるのも良いかもしれません。そうすることによって対処の仕方がわかるかもしれませんしね。

「ゾーン」について詳しい書籍もあるので興味を持たれましたら読むことをお勧めします。

https://a.r10.to/hlQz3i

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追記「ソウルフル・ワールド」は3月22日時点ではレンタル、ブルーレイ共にまだ無いみたいですね(;'∀')

https://a.r10.to/hVCyX3

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僕の場合はディズニープラスで観ました。ご参考までにm(__)m

https://disneyplus.disney.co.jp/

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