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地方美容室を2店舗経営している代表が思うコロナショックについて

地方だから関係ない

そんな気で1ヵ月前まで

ぶっちゃけ楽観的に思っていました(汗)

たが、最近は状況が一変した。

サロンにお客様が来ない。

4月は昨対比の60%減に落ちつきそうですが

来月はどーなるか不安しかない。

長期戦をみて考えた方が良いかもしれない。

今ほど、正解がない状況はない。

すべてが正解だから。
 
新型コロナウィルスの感染拡大によって、あらゆる業種が岐路に立たされていますね。

SNS(だけではないですが)を見ていると多くの経営者のみなさんが、様々な対策に奔走しています。

緊急融資や助成金、補助金など、事業を存続させるため、社員の仕事を確保するために日夜、最大限の知恵を絞っています。

僕もそれをみて勇気と行動力を頂いています。
 
おそらくこれを観ている多くの経営者のみなさんは以下の行動をとられたと思います。

*営業自粛・営業継続の選択
*緊急融資、助成金、補助金などの申請
*衛生管理(コロナ対策)
*スタッフのメンタルケア

ここまではやっている経営者の方はほとんどだと思います。

ここに加えて
あとどのくらい会社が維持できるか
今日からは数字の検討です。

今後は 

【キャッシュフロー予測がキモになる】
 
ま、、、経営者であれば、当然のことだと思いますが、、、

当面の資金(4月分)が用意できたところで
5月、、、6月、7月、、、、12月くらいまでの
キャッシュフローをどのように予測するか。

その予測精度がどのくらい正確か
というのが経営者の手腕の見せ所になるんでしょうか。

「こんな誰も予測できない事態なのに、キャッシュフローなんて予測できるかよ!」

という声が聞こえてきそうですが、、、

ですが、やらないといけないんです‼︎

スタッフを雇用している経営者としては
それをしないといけないんです‼︎

手持ち資金が尽きるまで雇用する
なんて武士道の勘違いみたいな経営をしていたら
従業員は守れません。

むしろ共倒れし、借金だけが残る最悪の結果です。

しっかりと撤退すること
スタッフの解雇も視野に入れておき
どうやって再起を測るかの準備を
することも重要です。

状況分析の精度が
今後、企業として生き残れるか
を左右すると思います‼︎
 
予測は科学的なことで、予想とは違う
 
未来を予想するのは、妄想でもできることです。

未来を予測するのは、科学的なこと、もしくは事実を積み重ねた先にあるものだと思います。

政治情勢、経済動向、医療体制、世界動向、気候、文化的行動、心理的行動、、、、などの分野において
小さな事実を積み重ねていって
仮説をたてることかなぁと思います。

国会や地方議会の開催日程、世論の動き、企業の動き、株価、ワクチンや治療薬の計画、アメリカやヨーロッパ各国の政治判断、アメリカ企業の動き、天候や梅雨入り、大型連休や5月病、ストレス、、、、

社会を作り上げている様々なものの構造を考えて
どんな消費者行動になるのか
ってところに仮説をたてて
事業の戦略を検討すべきだと僕は気付きました‼︎

その上で
最小限のキャッシュインとキャッシュアウト(支出という意味)のバランスを見ながらキャッシュフローを作ってみるべきです。

(ま、、、、経営者であればすでにやってらっしゃると思いますが、、)
偉そうにすいません、、

これはキャッシュフローというよりも
キャッシュシミュレーションと言ったほうが
正確かもしれません。

そしてヤバくなる前に行動することです‼︎

必死に動けば、何かが変わることはあります。

しかし、手遅れになっては誰も救えません。キャッシュシミュレーションで、危険水域を決めておいて、
そこに達したら、すぐに行動に出るべきです‼︎
 
こんな状況を従業員になんて伝えるべきなのか⁇
 
と、まぁ、、偉そうに書いてきましたが、、、

最後に従業員としての立場から。
考えてみましょう。

メンタル的なこと=がんばろう
お客さまのために
とかを語る経営者も多いと思います。

もちろん、コロナ初期においては、スタッフのマインドを安定させるために必要なことだと思います。

しかし、長期戦に入った今においては
まだそんなこと言っているの?
というのがスタッフの正直なところだと思います。

では、何を語るか。

【それは事実(真実)です】

人はムードに流されがちです。

流されると見えなくなる物事がたくさん出てきます。
事実関係を見るのが辛くなるので、見なくなります。

マインド・感情に流され始めます。

感情は
危機的状況にあると
正確な(正しいかどうかは別として)
判断を鈍らせます。

そしてゴールにたどり着きにくくなります。

平行線を辿ります。

そして、それはみんなの意見が正解になります。

事実は人を動かす原動力になる
何かしらの判断を下さないといけない今、
すべきことは事実(真実)の積み重ねだと思います。

事実(真実)を論理的に積み重ねることで
感情論で言えば、どちらも正解だったものが
理論的な積み重ねであれば
選ぶべきものの判断がつきやすくなりますね。

今、すべきことの判断がつけば
感情的には納得していなくても、理解はできます。

この理解してもらうことが大事であり
経営者は、この理解をしてもらうことを継続しないといけません。

台湾でコロナ対策が成功しているという話は世界的に広がっていますよね。

注目されたのが台湾の若きIT担当大臣です。

もちろんテクノロジーは重要なのですが
もっと重要なのが
コロナ対策のトップが
毎日、事実(真実)を発表し続けたことです。

話が少し逸れますが
SNSがインフラ化した現代の大きな戦いは、
フェイクニュースをどう駆逐していくかです‼︎

多くの専門家が事実関係を調べて削除したりしていますが、

物理的に難しいという見解がほとんどみたいですが。

そのとき、台湾の政府が実行したのが
ファクトニュース(真実)を流し続ける
ということでした。

フェイクニュースを上回る量と速度で
事実を発表し続けることが
フェイクを薄めるという発想です。
(そのためには、ニュースソースたる政府の信頼が必要なのですが、、、)
 
いずれにせよ
事実関係を論理的に説明することが
スタッフの安心を得られるということは
台湾政府の姿勢を見ても、明らかですよね。

感情に訴えて恐怖感を煽るよりも
事実を論理的に説明して責任感を育てる‼︎

【これに尽きるかと】

きっと国のリーダーも、会社のリーダーにも、求められていることは同じなのだと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

                  永井俊明

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