11歳

 1999年3月1日に、私は11歳になった。その頃から、私の知らない所で勝手に転居の話が決まっていた。私の母親による近代的な生活がしたいという恣意的な見方が強かった。私はその話を2月に初めて聞いたが、もう手遅れだった。3月に結局、岐阜県の小学校とは別れることになった。そして岐阜県から埼玉県に転居した。4月から埼玉県の小学校に転校したが、それまでしていたことはほぼ通用しなかった。田舎者だと学校の者にも母親にも馬鹿にされているような感じだった。更に、私の行動がおかしいと見られたためか、いじめられるようになった。しかし、私の母親は私の人間性に問題があると捉え、いじめた人間側を擁護した。私はなぜ、母親が自分の子供の味方にならなかったのだろうと思う。楽しい学校生活を強引に奪った母親を、私は今後も許さないだろう。4年間にわたる地獄が始まったのである。

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