D2Cブランド / 健康食品メーカーのAR活用事例|Huel
D2Cブランドは、リテールの中でも特に先進的なマーケティングの取り組みに挑戦する企業が多く、ARを取り入れる事例が増えています。
国内でARを活用したマーケティングはまだ先行事例が少ないですが、海外ではすでに多くのD2CブランドがARを活用したマーケティングを展開しており、今回は健康食品メーカーのHuel®︎がInstagramにARを導入している事例について、ご紹介していきます。
D2C栄養食品ブランド「Huel®️」とは
Huel®とは、イギリス発の完全栄養食を提供するD2Cの食品メーカーです。
Huel®は、ヒトが健康を維持するために必要な栄養素を一度に摂取することができる完全栄養食として2015年6月にイギリスで販売を開始しました。発売当初は、粉末食品に対し消費者が受け入れてくれるかどうか疑問視されていました。しかし、栄養価が高く、便利で費用対効果の高い食事を望む意識の高い消費者に受け入れられ、現在、アメリカ、ヨーロッパ、日本など世界約100ケ国に販売地域を拡大し、2016年8月に2,000万食を突破してから、2019年3月に4,000万食、その後4か月で5,000万食を達成し急成長を遂げています。
2020/1/24には、全世界で1億食を突破したというプレスリリースも出ていました。D2Cで健康商品を提供する企業として、急成長を続けています。
Huel®︎のInstagram ARフィルター
Huel®️のInstagramのアカウントでは、ARフィルターが提供されています。どのようなフィルターか見てみましょう。
「What Flavour Boost are you?」=「何味があなたをブーストする?」
という表示が顔の上部に表示されます。そして、画面をタップするとランダムに味が表示され、ルーレットのように止まります。
「その味が、あなたの今日をブーストするHuel®︎の味です。」
という簡易的な占いのようなコミュニケーションで購入を促す導線となっています。
成功しやすいフォーマット
「ディズニー」や「ポケモン」のキャラクター診断エフェクトが話題になっていますが、種類のある商品やキャラクターがスロット回転し、ランダムに表示 → 「あなたにぴったりのxxはこちらです」とオススメをする導線はHuel®︎の提供するARと全く同じフォーマットです。
Instagramのユーザーに使用されやすいフォーマットに沿ってARを提供しているという点で、当然ながらHuel®︎のInstagramのARフィルターは最適な企画を検討した上で導入したものと思われます。
ARを活用したマーケティングについて
InstagramのARフィルターが提供する本質的な機能の一つは、これまで出来なかったことをできるように拡張している点にあります。ブランドとファンとのコミュニケーションツールとして、使い方次第では無限の可能性があります。
商品や業種によりある程度成功しやすいパターンがあります。私たちはその事例や、ブランドとファンのコミュニケーションが楽しくなるTIPSも独自研究をしています。
私たちはただInstagramのARフィルターの開発・提供のみで終えず、どうすればファンとのコミュニケーションにARが有効活用できるか?という視点を大切にし、世界中の事例を踏まえた企画の提案からAR開発までワンストップでサービスを提供します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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