■簡体字と繁体字
同じ漢字圏であっても台湾と香港は「繁体字」、中国では「簡体字」が使われています。この違いは中華圏向けの情報発信を行う上で一番に注意を払わなければならない部分です。
例えば台湾人や香港人向けてに訴求をするために簡体字でページを作った場合、台湾や香港の人たちからは「これは私達ではなく中国人向けのページだ!」と思われてしまい、見向きもされなくなってしまうことがあリます。その逆も同じです。中国人向けの訴求にも関わらず繁体字で訴求をすると「私たち向けではない」と思われてしまうリスクがあります。
■繁体字と簡体字の比較
こちらは日本語を台湾の繁体字、香港の繁体字、簡体字で表記したものです。( ※オレンジ色は、他と異なる漢字が使われているもの)
このように簡体字と繁体字を比較すると字体が大きく変わることがわかります。また、場所ごとの環境や背景によって使われる漢字が全く異なることもあるのです。またひとえに繁体字でも台湾と香港では政府ごとに標準字体が制定されているため、必ずしも全く同じというわけではないことがわかります。
■台湾、中国、香港向けのページやコンテンツ制作について
台湾、中国、香港は同じ漢字圏ではありますが、歴史的な背景やその場所の環境によって漢字の形が変化し日常で使われています。日本の漢字も同じです。だからこそ中華圏に向けて情報発信やプロモーションを行う場合は現地の言語の違いを理解する必要です。
■ 補足
1.中国
2.台湾
3.香港
(※Vponサイトより編集して公開しています)