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おばあちゃんロード

今日もお休み。ゆっくり8時に起きてミルちゃん(愛犬のダックス)とお散歩。

玄関のドアを勢いよく開くと、すっかりできあがった夏のジメッとした暑い空気が、家の外から中にぶわぁ〜っと入り込んできた。

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すでに暑い。暑すぎる。いつもの散歩時間と1時間違うだけで、体感する暑さが全然違う。ミルちゃんも暑いのがいやなようで、立ち止まったまま先へ進もうとしない。仕方なく、100mほど歩いたところですぐに引き返してきた。明日はやはり早く起きよう。

今日は、諸々溜まった家の用事と、お盆明けの仕事の準備をするつもり。

最初に取り掛かったのは、結婚のお祝いに頂いた御祝儀のお返し選び。最近はカタログギフトが流行っているようで、かわいらしいものからシックな大人っぽいものまでいろんなタイプのカタログがある。わたしたちの性格的には大人っぽいものや、華やかなものは似合わないので、ほんわかしたパステルカラーの表紙のデザインを選ぶ。メッセージカードもウェブサイト上で簡単にデザインできて、一緒に同封してもらえるので作ることにする。写真を選び、メッセージを書く。簡単でかわいい。

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お昼を挟んで、今度は仕事の準備。普段、中学校で英語を教えているのだけど、自宅で準備をしないと間に合わない。学校では授業の準備をする時間がほとんどない。大抵の場合、平日の夜や土日に家でする持ち帰り残業だ。しかも残業代は出ない。トホホ・・・。日本の教育現場は本当にブラック。楽しいんだけどね。子どもたちはめちゃくちゃかわいいんだけどね。働き方がね、おかしい。言いたいことが山ほどあるのだよ。教師の仕事に限らず、日本人の働き方は根本的におかしい。やれやれ・・・。

18時半ごろになってようやく涼しくなってきたから、ミルちゃんとお散歩に行く。18時だとまだまだ暑いのに、30分ずらすだけで暑さがスゥッと退いて急に涼しくなるのが不思議。朝の涼しさと、夕方の涼しさはちがう。朝の爽やかな涼しさも好きだけど、夕方の役目を終えた太陽が引き上げていく涼しさも好き。

昨日はイナゴの大群がいたけれど今日はまだいない。代わりに赤いトンボたちが哀愁を漂わせながら飛び回っている。ほとんど赤だけど、よく見ると2,3匹だけ青いみたい。大人になるにつれてトンボの姿をあまり見かけなくなった気がしていたけれど、外に出てゆっくり世界を見る時間を自分が作っていなかっただけなのかもしれない。

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空を見上げるとカラスたちが追いかけっこをするように楽しそうに飛び回っている。三本はられた電線には、5,6匹のカラスが止まっていて、まるで楽譜のライン上に書かれた音符みたいだ。ドソミファレ。

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その中の1匹がカアと鳴いて飛び立つと、カアカアと鳴いてもう1匹がその後を追って飛び去っていった。カラスもお互いに会話しているんだと思う。人間の言葉が人間同士で理解されるように、カラスもカラス同士、何か話しているだろうなあ。

10分ほど田んぼに沿って歩いていると、おばあちゃんロード(わたしが勝手にそう呼んでる)に出た。おばあちゃんロードは昔からこの地に暮らしている古い集落の生活道。この道を歩いていると、しょっちゅう地元のおばあちゃんに出会う。みんなすごく優しくて、ミルちゃんを見ては「まあかわいらしいねぇ。小さいのに一生懸命歩いているのねぇ。頑張れ〜。おいっちに、おいっちにっ。」なんて声をかけてくれる。どのおばあちゃんも笑顔がすごく優しい。アパート暮らしのわたしにとって、ここは仮の住まいであって地元ではないのだけれど、おばあちゃんロードを歩くとホッとする。優しい人たちに出会えるから。

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家に着くと、ねえさん(おねえっぽい男性。わたしの彼。パートナー。)が買い物から帰ってきていた。うちはいつもねえさんが料理をしてくれている。わたしは料理が苦手でできないのだけど、ねえさんは料理上手。買い物も料理も毎日してくれる。ありがたや。

今日は焼きそば。わたしは細麺派。ねえさんは太麺派。でもわたしに合わせて細麺で作ってくれる。ありがたいなあ。

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