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「視覚で、食品の質感を伝えることで、五感の記憶を呼び覚ます」


「シズル感」という言葉をご存知ですか?
「食品の食欲をそそる瑞々しさ」を表す業界用語です。

食べるということは、とても五感を駆使しています。 

これまでで最高に、美味しかったお料理の記憶を思い出してみると
想像している料理の質感はどんなものでしょうか?
味だけでなく香り、触感、温度感
熱々、ひんやり、なめらかな、つるっと、ふわっと溶ろける…

【質感】
材料の性質の違いによって受ける、印象や感触などの感じ。その材料が本来もっている感じ(広辞苑より)

しかしながら、食品の写真を見るだけで、
美味しそう!と思うときは、
自分の中でどんなことが起きているのでしょうか?

写真を見た人は自分の今までの記憶を旅して、食の経験を思い出すのです。

視覚で見た情報を頼りに、その香りや食感や温度感、味を
想像するのです。


だって、全く食べたことが無い食べものだったら、写真を見るという視覚からの情報だけで、美味しそう、食べてみたい、とは思えないはずです。

冷たくまろやかなとろけるアイスクリーム。

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それを全く経験してなかったら、写真を見ただけで、
これがどんな質感なのか温度感なのか?も想像するのは難しいでしょう。

食の経験の記憶が知っているからこそ、視覚からの情報のみで、
ああ、このアイスクリーム美味しそう、食べてみたい!
そう思えるのではないでしょうか?


「視覚で、食品の質感を伝えることで、五感の記憶を呼び覚ます」
という効果が高まる表現方法

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それが、

「シズル感」なのです。


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「HCJ合同展示会」ヒト・モノ・情報の交流と発信を通じて、サービス産業の活性化に貢献するホスピタリティとフードサービスの商談専門展 
2021.2.17オリジナル商品開発ビジネスステージにて登壇させていただいた
『食品業界でD2C時代を制する「美味しい写真の創り方」』セミナー内容を元に記事にしています。

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