日常こそ、特別

なんの変哲もない日常が、とても好きだ。

日常という言葉からどんな毎日を思い浮かべるだろう。繰り返しだったり、平凡さだったり、そんなイメージを持っているかもしれない。

たしかに、普段の日常はそんなに動きのあるものではない。でも、そんな日常が自分にとって気持ちを和らげることのできる居場所となっていたり、帰る場所となっていることが多い。

毎日ほぼ100%やってくる日常だから、当たり前のように続くと思ってしまうけれど、日常こそ大きなものだし特別なものだと思っている。

日常の中ですることといえば、ご飯を食べること、洗濯をすること、仕事すること、寝ること、掃除すること、散歩しに行くことなんかだ。そんな地道なことを積み重ねていく。

そんな日常の生活の中には、なにも飾ることのない自分がいる。ただただ自分でいることを楽しめる時間が自分の生活の中にある。

そう考えてみると、日常を大切に過ごすことは自分自身を大事に扱うことなのだと気づいた。

当たり前のようにやってくる自分の日常を、どれほど特別に思えるだろう。

今日からでもいい。いま目の前にあるさりげない日常の中がどんなに自分の支えとなっているか見直してみると、その大切さを少しでも知ることができるはずだ。