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詩「なんとなく」

「なんとなく」

雨の日曜日
音が聞こえる
窓を叩く音が

私はカプセルの中
過去から未来へと続く
その道すがらの
雨の日曜日がいま

素知らぬふりして
通り過ぎた
相変らず傘をさしていた
さりげなくて大きな春だった

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