うちのネコが迷子になりまして #10 捕獲器を用意する
迷子猫を捕まえるのにも、大活躍したのが、捕獲器という道具。
捕獲器とは、畑を荒らす生き物たちを、怪我のない状態で安全に捕まえるのに使用する罠のことで、大きなホームセンターの農業器具コーナーで売ってます。
狸やハクビシン、アライグマを捕まえるのに使うのですが、同じくらいの大きさの猫にも使えます。
迷子猫探しは、これがないと始まりません。
でも、捕獲器なんて、普通に住んでいるとなかなか持っていない。
私の実家は山で農業をしてますが、どちらかというと動物に優しいタイプというか、農作物が食べられてしまっても「うちの野菜美味しいからね〜!」と、あまり気にしない。だから持っていないのです。
クロエちゃんがいなくなってしまった6月30日、猫界隈の情報に詳しいめいちゃんが、札幌市内にある猫保護活動団体「ツキネコ」さんに連絡をして、捕獲器を借りてきてくれました。
ツキネコさんと関わったのは、これが初めてだったのですが、クロエちゃん迷子情報をブログにアップしてくださったり、捕獲の方法を教えてくださったりと、アドバイスもくれました。
札幌市は、他にもいくつか捕獲器を貸し出してくれる団体があるようです。
他の都府県にもあると思うので、捕獲器を持っていない迷子猫問題をお抱えの方は、探して問い合わせてみてください!
私の場合、捕獲器は最終的に3台体勢でクロエちゃんを捜索しました。
ツキネコさん、ドコノコ迷子掲示板で出会ったジジさん、近所のおばちゃん から貸してもらいました。
偶然にもそれぞれ捕獲器の種類もサイズも違ったので、色々試せたのも良い経験でした。
・踏み板式(ツキネコさんに貸してもらったもの)
最も一派的な捕獲器のようです。ネットで「捕獲器」と検索すると、このタイプのものがたくさん出てきます。
底にある踏み板を踏むと扉が閉まるタイプの捕獲器で、踏み板の奥にエサを置いて、おびき寄せます。
猫専用のものも販売されています。
余談ですが、私もこのタイプの捕獲器を購入しました。
でも、その日は、クロエちゃんが捕獲される日の朝のこと。
我が家には新品の捕獲器が段ボールに入ったまま保管されています。
猫いなくて困っている方、貸し出すのでお問い合わせくださいね!
これは、後から知ったことなのですが、猫によっては、踏み板をわざと避けて、奥にあるご飯だけ上手に食べる子もいるようです。
近所のおばちゃんから借りたのもこのタイプだったのですが、サイズが小さすぎてクロエちゃん入るだろうか??と心配でした。
サイズ的に、ネズミやイタチ用かなと。
猫を捕まえるには、ある程度の大きさと長さが必要なようです。
・吊り下げ式(ドコノコ迷子掲示板で出会ったジジさんが貸してくれたもの)
捕獲器の天井についているフックに、エサを引っ掛け、猫が食べようとしてフックを動かすと扉が閉まるという仕組みです。
クロエちゃんは、この捕獲器で捕まえることができました。
ジジさんが貸してくれた捕獲器は、踏み板式捕獲器よりも、エサを食べて落ちてくる扉が、しっかりと閉まるタイプで、猫の力では絶対に開けることができないものでした。
しかも、横に長い!
捕獲器は、長い方が効果的なのです。
というのも、捕獲器の長さが短いと、扉が閉まる前に逃げられてしまったり、体を挟んでしまい怪我の原因にもなるからです。
捕獲器は、ある程度のサイズがあり、長めで扉がしっかりと閉まるものを選ぶのが良いようです。
しかし!
クロエちゃんは、捕獲器には入りにくいタイプの猫である可能性が高かったのです。
というのも、クロエちゃんは利尻島ストリートチルドレン時代に一度捕獲器で保護されています。
「良い匂いのする銀色のピカピカの箱に入って怖い思いをしたにゃ〜」
と覚えていたら、食べ物が入っていても捕獲器を避けてしまうかもしれないのです。猫って、意外と記憶力が良いのです。
色々と調べると、捕獲器はそのまま置くだけでなく「使い方」次第では効力をかなり発揮できるということがわかりました。
その方法は、次のnoteでまとめます。
過去の迷子記事はこちら。※クロエちゃんはもう見つかってます!詳しくは#1からどうぞ。
note書くときのコーヒー代や、クロエちゃんへのスペシャルおやつ代にさせていただきます٩( 'ω' )و