【企画は「プレゼント」と「贈り方」のセットで考える】日々の掃き溜め No.78
以前読んだ記事で、企画を考えるときにずっと参考にしているものがある。下記の記事なのだが、
この中で、企画を考えることは誰かにプレゼントを渡すときに考えることと同じ、ということが書かれている。
どういうことか。
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例えば、好きな友達の誕生日にプレゼントをあげる場面を考えてみる。
その時に考えるのはおそらく、「プレゼントの中身」と「渡し方」ではないか。つまり、「何を渡すか」と「どう渡すか」をまずは考えるのではないだろうか。
「どんなモノだったら喜んでくれるだろうか?」
「そういえば、前に好きだって言ってたものがあったな。」
「色んな色があるけれど、どの色が好きかな。」
まずは、何をあげると喜ぶかを考える。加えて、
「次に会ったときに渡そうかな。」
「サプライズしたら喜んでくれるかな。」
「帰り際にいきなり渡してみようかな。」
どのようなシチュエーションで渡すと喜んでくれるかを考える。
このようなプロセスで考えることが多いのではないか。
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「コンテンツ」と「コンテキスト」という言葉がある。企画者の人たちは、よく聞いたことがある言葉かもしれない。
これは言い換えると、「コンテンツ」=「プレゼント」、「コンテキスト」=「渡し方」とほぼ同義になる。
どんな企画を届けたいのか。そして、どんな文脈で届けると一番喜んでくれるのか。
企画を考えるとき、企画の内容、つまり「コンテンツ」ばかりに目がいってしまうことが良くある。
しかし、同時に「コンテキスト」もセットで考える必要がある。いくら「良いプレゼント」があっても、「渡し方」が良くないとまったく喜んでくれない事があるように、企画を考えるときには、この2つをセットで考える必要がある。
よく、素晴らしい製品を作れば後は勝手に売れる、という人がいるが、それは大きな間違いである。お客さんの文脈に沿って届けなければ、まったく受け入れられずに終わる。
いくら素晴らしい映画だとしても、どういう切り口で届けるかでまったく結果は変わってくる。
企画を考えるときには、「プレゼント」と「渡し方」をセットで考える。忘れないように意識していきたい。
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本日も読んでいただきありがとうございます。
では!
西川恭平
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