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ビールの一次発酵が始まった嬉

2020年6月2日(火)

【Day 75】

結論から言うと、おそらく、昨日からずっと発酵は進んでいた。

単にタンクの蓋の締まりが悪く、エアロックではなく蓋の隙間からガスが漏れていたのだろう。

昨夜のうちにデイヴ(キットを買った店のオーナー)にタンクの状態について質問のメッセージを送っておいたところ、彼は開店と同時に「蓋をきつく締めなおせ」という返信をくれた。加えてデイヴは、たとえ蓋からガスが漏れても発酵自体にはなんの影響もないことを教えてくれた。

彼のアドバイスに従い、蓋を一度緩め(このちょっとした作業の前にもサニタイズは忘れずにやる)、蓋が平行であることに注意を払いつつ、再度きつめに締め直してみると、即座にエアロックは泡立ち始めた。

ピカーーーーーo(*゚∀゚*)o

それだけで、昨日から沈んでいた僕の気持ちは明らかに晴れ渡った。

発酵自体に影響はないと言われつつも、やはりエアロックが“ボコッ”と音を立てるのを聞いておかないと、ホームブルーイングをやっている感が味わえない(ちなみに、発酵が間違いなく進行しているかどうか自体は、ウォートの比重を測ることで確認できる)。

デイヴ様様である。

実際、デイヴは、顧客第一主義を掲げるどんな企業のカスタマーサポートよりもクイックレスポンスで頼りになる男だった。

僕は、アドバイスのお礼をいうついでに、店舗で聞いたにも拘らず失念してしまったドライホッピングのタイミングについて追加で質問(投入するの今日だっけ、明日だっけ?的なもの)をしたのだが、それについては1分後に返信が届いた。

「Tomorrow will be fine.」

おそらく、来客が決して多くはない店舗のレジカウンターでPCを眺めつつ過ごしていたのだろうが、これだけ素早く、かつ、シンプルに断言してくれるのはありがたい。

この神のような即レス、遅レスのアッコにも見習っていただきたいものである。

それにしても、エアロックから定期的に立ち昇る気泡はいつまで見ていても決して飽きることがない。タンクが呼吸をしているのを見ると、なぜだかわからないが心が鎮まる気がするのだ。

こういったところにも、人々がホームブルーイングに魅了される理由があるのかもしれない。発酵の様子をいつまでも眺めていられるような人は、ホームブルーイングにハマる素質が大いにあるという、一つの物差しと言えるのではなかろうか。

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この子らにも素質が……?

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