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共感の効果

先日長女が急に怒り出しました。

温度で色が変わるおもちゃがあり、長女が製氷トレイと一緒に風呂場に持って行って遊んでいたのですが、製氷トレイに余った氷を夫が捨ててしまったと烈火の如く怒っていました。

ちなみにおもちゃはこれ↓​

どうやら余った氷はそのまま残して次のお風呂でも使えるようにしたかったようです。

大人の感覚なら、氷を作り直せばいいだけの話なので、そんなに怒る必要はないのですが、氷を捨てる=次遊べないと認識した娘は悔しさのあまり怒りを覚え、感情が爆発した模様。

夫は綺麗な水で新しく氷を作り直した方がよいと思って残った氷を捨てたそうなのですが、長女は癇癪が激しくいったん火がつくと何を言っても聞く耳持たずで、夫の話は聞かないの状態でした。

私は第三者の立場にいたため、しゃがんで長女の目線に立ち、一度ギュッとして「パパに捨てられちゃったのが嫌だったの」と、怒りの気持ちに共感しました。少し気持ちが落ち着いてから「何がそんなに嫌だったの?どうしたかったの?」と聞くと、「また遊ぼうと思って取っておいたのに、パパが勝手に氷を捨てちゃったの!」「パパが捨てちゃったからもう遊べなくなっちゃった」となぜ怒ったのか言葉にして説明してくれました。

解決策だけ示すなら、「氷はまた作れる、作ったらまた遊べる」なのですが、今回は娘の言葉を何度か繰り返しながら、丁寧に感情に寄り添って共感することを重視。

「パパのこと許さない!」と怒り心頭な娘に、「せっかく次に取っておこうと思ってたのに、パパが捨てちゃって悲しかったね。やんなちゃうね。でも、パパ間違えちゃったんだって。許してあげて。長女ちゃんも間違えることあるよね?そんな時許してもらえなかったらどう?」と諭すと、「やだ」と。

それからしばらく俯いたあと、自ら「パパと仲直りしてくる」と夫の元へ向かい、怒ったことを謝り、なぜ怒ったのか、次はどうして欲しいのかを落ち着いて伝えていました。

気持ちが落ち着けばよい、とだけ思っていたので、自ら仲直りすることを選び、自分の口で怒った理由と要望を伝えたことに正直驚きました。
「共感」の力を強く実感しました。

普段は私が当事者で冷静に向き合うことが難しい状況なのですが、今回の出来事を教訓にまず話を訊いて受容・共感した上で、前を向けるような建設的な話し合いができるよう修行したいと思います。

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