【読書記録】日本の朝ごはん
先日食べることはとても大事だなあ,という内容の記事を公開した↓
それに関して,読んでてお腹が空く本「日本の朝ごはん」を読了したので,その感想をつづる.
この本は著者の向笠千恵子さんが自ら全国へ赴き,その場所での朝ごはんを紹介している.
向笠さんが朝ごはんをないがしろにすることを問題提起し,朝食をヒントにすれば,食のライフサイクル全体を新しい目でとらえ直すことができ,改善することができるのではないか.と気が付いたところから朝ごはん巡りの旅が始まる.
これがとにかく読んでいてとてもお腹が空くのだ.
私は大学生にしては朝ごはんをしっかり食べている方だと思う.
痩せぎすではあるが朝起きるとお腹はいつもペコペコだし,食べないと昼までフラフラして過ごす.私は一日三食が必須なのである.
定番メニューは白米・味噌汁・目玉焼き・何かしらの常備菜一品である.どうしても時間がない時にはカフェオレだけという日もある.
目玉焼きに飽きたら納豆に変えたり,大きな卵焼きに変えたりもする.
そんな私であるが,この本の中にはもっと朝からガッツリ食べる方々の朝ごはんが紹介されている.
また,料理の内容だけではなく調理の過程や食べ物の効能,入れる器に至るまでが事細かに記されており,より詳細に想像することができて腹減りが加速する.
読んでいてお腹が減ってきて,「明日の朝ごはんはこれにしようかな……」とワクワクしながら眠りにつく時間がとても楽しかった.
昨今は飽食の時代であり,一日一食こそ健康への道,炭水化物はなるべく食べないように,肉を食べ過ぎないようになど,様々な食にまつわる論争も巻き起こっている.
しかし,私は様々な食材を調理して食べるのが大好きだし,私にとって一日三食が最も健康にいいスタイルなのだ.
この本は日々の生活で揺らぎそうになっている自分の食生活を見直させてくれる,そういう本であった.
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