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坂本龍一|opus|109シネマズプレミアムで鑑賞した話と共に彼の音楽について語る

記事の公開がまさかの2か月遅れになってしまったのだけど、2024年5月某日、鑑賞してきました。その時のレポのせます。


4月下旬、夫の仕事の都合で東京、新宿がそれなりに近い場所に引っ越しました。
東京に住むのは初めて…。混雑嫌いなのですが、イベントやライブも多く、旅行の出発地としてどこでも行きやすいので旅好きとしてはメリットもあるので、頑張って慣れていきたいと思います。

せっかくきたんだし、という事で(?)まだ片付けも終わっていないのに坂本龍一さんのコンサート映画opusを鑑賞してきました。新宿の歌舞伎町タワーの映画館109シネマズプレミアムで上映があるということで、初めての歌舞伎町へ!

109シネマズプレミアムは坂本龍一さんを調べてるときにはじめて知りました。音響を坂本龍一さんが監修した映画館ということで、だったらここでopusみたい。と思い、敬意もこめてS席を予約。
A席とS席があって、4500円か6000円、全席プレミアシートでリクライニングがあり、ポップコーンとドリンクが頼み放題のセットつきです。

上映1時間前にラウンジに入れるので注文。

頼んだやつ。高そうな箱とジュースのいれもの。笑

ラウンジはホテルのロビーみたいでとても綺麗。
騒がしい人がいなくて落ち着いた空間だったのでとてもよかった。

公式サイトより。

この映画はストーリーがなくて、白黒で、坂本さんが演奏している様子が流れる感じだったので、個人的にはどっちかというとコンサート鑑賞に近い感覚。うるさい人がいると落ち着かないのでありがたい。上映してるスクリーンに移動すると、音を立てないでの注意看板があってそれもよかった。配慮されてる。

シアターの中。全席プレミアムなのでゆったり。

席もとてもゆったりしててよかったんだけど、オットマンが上がらなくてそこだけがっかり…スペース上仕方ないんだろうけど、足はあげたかった…。

食べ物持って入れたけど、いかんせんピアノオンリーなので結局上映中は飲食を一切しなかったです笑

【opusのセットリスト】
Lack of Love
BB
Andata
Solitude
for Johann
Aubade 2020
Ichimei - small happiness
Mizu no Naka no Bagatelle
Bibo no Aozora
Aqua
Tong Poo
The Wuthering Heights
20220302 - sarabande
The Sheltering Sky
20180219(w / prepared piano)
The Last Emperor
Trioon
Happy End
Merry Christmas, Mr. Lawrence
Opus - ending

opus

セットリストは上記の通り。坂本龍一さんといえば戦場のメリークリスマスがあまりにも有名だけど、私が一番好きなのは「Shining Boy & Little Randy」という曲のピアノバージョン。星になった少年という映画の曲です。(戦メリももちろんすき)

今回のopusにこの曲はなかったんだけど、次に好きな「Happy End」「Aqua」が入ってる!!ということでわくわく。

上映中、Aquaがはじまったとたん、後ろの方にいた途中入場したオバサンが足音踏み鳴らして退席したせいでめちゃくちゃ気分が削がれ怒りが増すアクシデントはありましたが全編、音響の良さ、教授の間の取り方など、しっかり堪能できました。

坂本龍一さんのコンサートは1度だけ行った事があるんだけど、その時の雰囲気からもっと余計なものを剥いだ感じの印象を受けた。この映画を撮影しているとき、既に長尺の撮影が難しい体調だったときいてたけど、時折苦しそうにしたり、弾きなおしたり、等身の教授をなるべく伝えようとしてくれてたのかなと感じました。

昔行ったコンサートもすごくよかったんだけど、この時隣の席のカップルの男性がすごい連れの女性に説明いれる人で、ほんとに気が散ったんでリベンジしないなあと思ってたものの、結局叶わぬまま亡くなられてしまいとても残念に思います・・・。
でもこの最後の作品を、教授の納得のいくように作られた音響の設備で聴けたのはとってもよかった。

終わった後シャンパン1杯無料だったので、それ飲んで帰りました。笑

坂本さんの音楽について

昔から本当に多趣味だったので、前回の記事にも書いたように漫画やアニメもよくみてたんだけど、一番はじめに触れた創作物は音楽でした。ちっちゃいころはYAMAHAのエレクトーンを習ってたし、大学もフランス語と体育落として留年したけど音大の短大部行くくらい、私の人生の中で音楽というものは大きなウェイトを占めてます。これは今後もきっとそう。

初めて好きになった曲は、美空ひばりさんの「川の流れのように」で、これは幼稚園児の頃一生懸命歌って覚えた。
次に好きになったのはユーミンの「春よ、来い」。初めて聞いたのはこれも幼稚園か、小学校の低学年の頃だったと思うんだけど衝撃だった。
今でも歌詞のある曲の中で不動の1位。

音楽で最も衝撃を受けたのが久石譲さんで、この方は私が音楽をやりたいと思った理由そのものの人。ここも不動の1位かもしれない。
そして久石さんを知ったそのあとに、好きになったのが坂本龍一さんだった。次に葉加瀬太郎さん。

好きなアーティストの作品は全部好き!という人もたくさんいると思うんだけど、私は音楽に関してはそういった事はない。好きな曲とそうでもない曲は明確に分かれてるので、好きな傾向として同じアーティストに寄りがちな所はもちろんあるけど、全部が全部好きなわけじゃないし、気に入らなかったらCDも買わない。

久石譲さん、葉加瀬太郎さんは割と好きな曲が多いんだけど、坂本龍一さんの曲は私にとっては100か0のものが多く、めちゃくちゃ好みが分かれる。
メロディアスな曲が好みだから、そうでないものが多いってのもあるけど、本当に驚くほどわかれる。コンサートに1回しか行った事ないのも、それが理由。
ただ教授の曲ってすごく不思議で、好きな物がもうめちゃくちゃ好みなんですよね。久石さんが私にとって不動のTOPだけど、1番好きな曲は教授のShiningBoy…です。

曲がりなりにも音楽の学校を出ているくせに楽譜が超嫌いなので、弾ける曲はそこまでない(耳コピして勝手に簡易化したものを弾いて満足してしまう)んだけど、教授の曲は好きな物は全部教授の作ったとおりに弾けるようにしたいなぁと思ってます。YMO時代もいいけど、私はやっぱりピアノ曲が一番好き。洗練されてる気がします。

坂本龍一さんがいなくなってもう1年以上たつのに、新しい音楽が聴けない事はいまだに辛い。けど、残してくれた音楽は消えないので、大事に弾いて行けたらと思います。

あと、久石さんもそれなりのお年になってきたのでコンサートはできる限り行っておかねばと思ってます。ジブリの曲が一番好きなの多いけど、今年のジブリのコンサートサンフランシスコで夜からなんだよなー><
日本でもまたやってください…。


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