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コロナ禍のデザイントレンド

生活スタイルの変化がデザインに影響

実感として感じることですが、このコロナ禍で
生活のスタイルがずいぶん変わりました。

生活が変わることでデザインのトレンドも
大きく変化しているようです。

例えば、オンラインでのビジネスや
コミュニケーションが増えたことから、

ウェブデザインにではUI(ユーザビリティ)や
UX(アクセシビリティ)に
重点が置かれるようになってきました。

また、自宅で過ごす時間が増えたことから、
インテリアデザインにおいては快適性や
機能性が重視されるようになっています。

ファッションのデザインでも
マスク前提が重要な要素となりましたね。

パッケージにみるトレンドの変化

コロナ禍で生じたデザイントレンドの変化を
日経クロストレンドで紹介されていた
アイスや冷凍食品のパッケージデザインの
変化を通して考えてみました。

例年のトレンドは濃厚色

パッケージデザインのトレンドも、
コロナ禍によって大きく変化しています。

例えば例年だと秋冬シーズンは、
「温かさ」や「味の濃さ・良さ」を
表現しやすい『濃厚色』が多く見られます。

アイスクリームやチョコレートといった
スイーツのデザインなので、
味や香りを消費者が想像しやすい
ということもありますが、

まさに秋・冬というトレンドですね。

21年秋冬シーズン

緊急事態宣言が発令され、
不安や警戒心が拭えなかったことから、
安心感がある『王道のデザイン』や

通常であれば春に好まれる
『明るく華やかなカラー』が好まれた。

22年秋冬シーズン

黒や濃紺といった『濃厚色』の
デザインが増えていることから
例年のトレンドへ回帰している
ことが分かる。

さらに傾向としては、
外食機会が減る中で
体感的なおいしさや

本格感を手軽に味わえることを
伝える方向性が感じられる。

23年の傾向と選択肢

コロナ禍後のステージを迎える
消費心理の変化への対応と

価格上昇に見合う商品の価値を
どう伝えるかが課題。

記事では解決の選択肢として
次の2つが紹介されていました。

五感を通して質感やフレーバーを
より体感的に伝える

期待を超えるインパクトを
感じさせる

変わっているのが当然

消費者から支持される
商品パッケージのトレンドから
どうやらコロナ禍の以前への
回帰が見られるようですが、

一度大きく変化を経験した
諸費者のマインドが以前と
全く同じになるとは思えません。

この調査報告を通じて、
デザインだけではなく
マーケティングの全般で

消費者の生活防衛心理への
配慮が必要だと感じました。

(有馬)

出典:日経クロストレンド<人気パッケージ比較調査>
アイスや冷凍食品のデザインに見る「コロナ禍」後の方向性https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00002/00076/?i_cid=nbpnxr_parent


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