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小さく旅をしよう。 マイクロツーリズム。

私はここ12年ほど、

遠くへ。

遠くを目指して仕事や生活の拠点を海外においていました。

皆さんもご存知の通り、色々ありまして日本におります。

メキシコのプロ野球リーグが

今季は開催されないことが発表されました。

MLBでもコロナの感染者が出ており

試合の延期がちらほら出てきている状況です。

スポーツ業界もなかなか厳しい現状が続いております。

先月、

星野リゾート代表の星野佳路さんの話を聞いて

腑に落ちることがあったので少し紹介したいと思います。

近年の日本の観光ビジネスはインバウンドに依存して

世界でも最速の成長率を出していました。

去年の年間の消費額は28兆円。

日本で5番目に大きな産業となりました。

ですが今、

国外の人が来れない、海外に行けない状況です。

ここでどうすべきか?

安心安全な旅や移動をどう確立すべきか?

もう皆さんご存知ですが

当分はコロナを気にしながらの暮らしが続くでしょう。

経済を回していく以上は感染対策をしつつ

旅行をしなければなりません。

そこで注目されているのが

車で1時間以内に行ける近隣地域に行こう!

これです。

星野さんは 小さな旅行 = マイクロツーリズムと表現されています。

改めて旅行の概念を見直す時代がきているのだと思います。

海外旅行だけが旅行ではありません。

車で1時間圏内に素晴らしい魅力を持った地域って絶対にあります。

近場の経済は、近場で回していきましょう。

県外への移動は禁止、禁止と言っていますが

今後はもっと臨機応変な対応が必要なのだと思います。

制限の多い生活で疲れている方にリフレッシュする場は必要です。

経済も回していかなければなりません。

先日、とある温泉宿を伺いました。

ほとんど観光客はおらず、三密を避けて個室で温泉に入れる環境でした。

こんな素晴らしい場所が近くにあったなんて知りませんでした。

地域から学び、地域再発見を提供する環境を整える。

そこの宿では地域の食材を使った料理が提供され

その土地を最大限に生かしたおもてなしをされていました。

このマイクロツーリズムを通じて地域の方への体験機会や交流を深め

新たな気づきを得ることでその地域の価値を再認識でき

発展に繋がっていく可能性がかなりあります。

私自身も地域の方と交流をして、その地域に愛着が湧きました。

山で暮らしている元気なおじいちゃん

昔ながらの地域の言葉を使って接客をしてくださるおばあちゃん

元気を共有して、自然と心の底から笑顔になれました。

この体験ってプライスレスです。

コロナの影響でオンライン化が進んでいますが

こんな時期だからこそ

オフラインの交流の価値が高まっていると思います。

地域の方との交流を通して

歴史や想いを肌で感じることができました。

私はまたその地域や宿を訪れるでしょう。

すぐ行けるし、また皆んなに会いたいから。

そんな地域や宿を中心にして

滞在中の地域に特化したスペシャルな企画は

今後増えていくでしょう。

今は近場で暮らし、そこで楽しみましょう。

私個人としては

もちろんまだ海外でやり残してることがあるので

数年後に戻る気満々ですが

今は地域のイベントや

周りで困っている方のサポートに尽力したいと思います。

では。

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