【網膜剥離体験記】手術より痛いもの、検査と術後いろいろ




こんにちは、有原みづきです。

私が以前受けた手術について書いてみようと思います。

網膜、破れたってよ

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網膜剝離って知ってますか?

眼球の内側の網膜が破れて、視力が低下する病気です。

多くの場合は痛みなどがなく、自覚症状のないままに進行してしまうという怖い病気です。最悪の場合失明してしまいます。

ボクサーの人が外傷によってなるもの、というイメージが強いですが、強度近視の人もなりやすいです。


……で、これ、私もなっちゃったんですよね。

破れちゃったんですよ。網膜が。


母も同じ病気をしているので遺伝もあったのか、昔から眼科では「あらあ貴方、網膜うすいわねえ。気をつけてねえ」と言われていました。あとめっちゃ視力悪いんです

初めて言われたのが8年くらい前でしょうか。

それから目をこすらないように気をつけてたんですけど。

(目をこするのが癖の人!!気をつけましょう!!)

就活の書類に必要だったので眼科で検査をしたときに見つかりました。


先生「へええ、こういうの必要なの」

わたし「そうなんですよ~」

先生「四年に一回とかでいい検査なんだけどねえ。面倒でしょ~」

わたし「そうですね~」

先生「まあ、パパっと終わらせましょう。はい目薬さしまーす」

※ 網膜剥離の眼底検査では瞳孔をひらく目薬をさします。めっちゃ眩しい

先生「じゃあ10分後にまた見ますね~」

10分後

先生「みづきちゃん……網膜、破れてるよ……」


ファッ!!!!????????

 

 

ヤブレテルヨ!!!!????????




だ、だって四年に一回の検査でいいって先生ゆってたじゃん!!

前回の検査からまだ二年だよ!?

先生も「わざわざこんなことしなくていいのに~w」てノリだったじゃん!

なのになんで破れてんの!?



……とまあ、こんなことが饒舌に言えるようになるまでは二時間くらいかかりました。

そのときの頭の中は真っ白でした。

本当にショックなとき、まじで頭の中はこんなにも白くなるんだなあと、片隅でぼんやり冷静に思ってたことを覚えてます。

自分の治療のためにいっしょに来ていた母を診察室に呼び、改めて今の自分の現状を説明されました。


右目の網膜に穴が空いていて、全体的に網膜がズレてしまっていること。

ここで治療もできなくはないが、やはり設備の整ったところで手術をすることが望ましいこと。

ついに来てしまった、という思いと、どうしてこんなことに、という思いとを行ったり来たりしながら、

私は、失明するのですか?

と先生に聞きました。

声はみっともない程震えました。

いや、それはない、とハッキリと言われたのが救いでした。

手術するために別の病院の紹介状を書いてもらって、その日は帰りました。

手術経験者の母を見ていたので、手術がすごく大変だということは知っていました。

ていうか、知らなくても、眼を切るってだけでおっかないですよね。


網膜剥離だと言われての心境

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その日は随分泣きました。

手術が怖いのか、気をつけてたのに網膜剥離になったのが悲しいのか、術後の視力の変化が恐ろしいのか、ただただショックだったのか。

もうなんかよくわからんくらい泣きました。

目が溶けるんじゃないかくらい泣きました。

数日して、私は思いました。



そうだ、ゲームしよう。



アホか?と思う人もいるかもしれません。

しかし、術後は一時的に視力が下がるので、ある程度読書やゲームなどが制限されるのです。

ならば今!ゲームするしかない!!!と。

アホな発想に見えるかもしれませんが、これが結構気分転換になりました。

病気が見つかって大ショック!!という人は適度に現実逃避すると気持ちが落ち着くのかもしれません。

そんなわけで、それから手術するまでの間、私は友達から借りていたゲームをプレイしていました。テイルズって面白いですよね。ベルベット姐さんがかっこよくて好きです。

そんな感じで過ごしていると、「手術?まあ仕方ないね」くらいに落ち着きました。


網膜剥離の手術ってどんな感じ?

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※病院や執刀医、個人の病状などで個人差があります


私の場合は、発覚から2週間くらいで手術にこぎつけることができました。

眼底検査をして、網膜のどのあたりが破れているのか、どの程度の大きさの穴なのかを確認しました。

手術当日に入院。

経験者の母から、「手術中は痛くも痒くもないから大丈夫!痛いのは麻酔切れたあと。痛くて鼻水止まんなくてご飯食べづらいから、ティッシュだけたくさん持っていきな」と有難くも恐ろしい助言を受け、着替えなどの他にも箱ティッシュひとつもちこんでの入院となりました。

私の入院した病院では、入院中の入院着やティッシュ、紙コップなどが入院日数ぶん買える「CSセット」が売られていたので、それを利用しての入院でした。

結論からいうと、一週間ほどの入院でしたがこのセットのティッシュで充分事足りました。

手術は、なんと局部麻酔。

手術中に先生から「右むいて」「左むいて」などの指示があるので、意識をなくす全身麻酔だと向かないんですね。

全身麻酔で手術する病院もあるそうですが、若い人には向かないそうです。

でもでも、眼切られてる最中に意識あるっておっかなくないのかな!?

大丈夫なのかな!?

そう思って臨んだ手術。

なんと敵は手術ではなかったのです。


消毒!!!眼球まわりの消毒!!!


これがめっちゃくちゃ、もう、とんでもなく、痛い!!!!


消毒ですから麻酔もしてない。なのに眼球まわりをぐりぐりいじくりまわされて消毒されます。


私「い、い、痛い、ですううう」

看護師さん「痛いですよね、ごめんなさい、でもしっかり消毒しないといけないんですよ~」

ぐりぐりぐりぐり

私(ひえええああああああああ)


消毒後。

先生「では手術しますね~緊張してますか~?」

私「(ぜえぜえはあはあ)……えっと……」


緊張も吹き飛んだよ!!!

てかもうライフはゼロよ!!!

これから手術すんの!!??


ええ、緊張はほぐれましたね!!パワープレイでほぐされました!!

でもこれからが手術本番。

しかし手術は経験者・母も「麻酔で痛くない」と言ってました。

だから大丈夫なはず……


先生「じゃあ、麻酔打ちますね」

麻酔はほっぺに打つので、打つとき痛いとは事前に聞いていました。でもこれも手術中の痛みを軽減するためと思えば耐えられる範囲です。

痛いけど!消毒ほどではない!

先生「はい、終わりました」


はあ、これであとは手術に耐えるだけ……


先生「はい、あと6本打ちます」

先生――――――――――――――――――!!????????


聞いてないよ、聞いてない、6本は聞いてないよ!!

って痛い痛い痛い、痛いよおおおお


そんな感じで麻酔終わりました。手術室にかかっている軽快な音楽がなんだか腹立たしかったのを覚えています。(寿司を食べよう、みたいな曲でした)

しかも始まった手術がですね、「……あれ?痛いな?」から始まりました。

お母さん、麻酔で全然痛くないって言ってたのになあ??おかしいなあ??


先生「はい、左見てくださいね~」あ、はい。

左を見る。左を見る……

あれ。見えない。


これが手術中、一番の恐怖でした。目を開けてるのに前が見えない。自分が指示されている方向をきちんと向いているのか自信がなくなるんです。

なので、先生に何度か「私、左向けてますか?」と確認しました。先生も優しく「大丈夫ですよ」と言ってくれたので安心できました。

不安なときに確認するって大事ですね!

しかし痛みはけっこう強いものでした。

肘をぶつけたとき、場所によっては神経がじかにぶつかった痛みを感じることってないですか?

あれの数倍強い感じです。(友達にはわかりにくいと言われました。でもこれが一番リアルな例えなんだよう)


私「せ、先生、やっぱり痛いです。」

先生「ああ、痛いですか。じゃあ、これから最っ強に強い麻酔しますね~はっはっはっ、最初っからしとけってね~☆」

も、もう、先生ったらお茶目なんだからあ……


しかし最っ強に強い麻酔むなしく、結局一時間に及んだ手術は最後まで痛かったです。

手の甲に爪をたてて、好きな歌を心の中で歌って耐え忍びました。おすすめはアクション系のアニメのオープニング曲です。敵に立ち向かってる感じがテンションが上がるからです。

ただ、終わった後、麻酔が切れても母の言うような激痛はありませんでした。

視線を動かすと神経が引っ張られてる感じがしてちょっと痛いかな、ていど。

そんなわけで、もちこんだティッシュはほとんど使わずに済みました。



網膜剥離の手術入院で一番役に立ったもの

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あぶらとり紙です。

網膜剥離の手術をしてから一週間は顔を洗えません。

濡れタオルで顔を拭く程度のことはしていいのですが、オイリー肌の私にはこれが辛かったのです。皮脂が目に染みて痛いんですね。

なのであぶらとり紙でこまめに顔を拭きとっていました。

あと、術後は毎朝担当医に網膜の状態を診てもらうので、毎日眼底検査のための目薬をします。これを看護師さんがしてくれるので、その際にアルコール脱脂綿みたいなものでまぶたを拭いてもらっていました。

これで一週間は凌げました。


あと、地味に辛かったのが暇な時間。

入院生活って、したことある人なら共通すると思うんですけど、とにかく暇です。

この時間をどうつぶすかというと、右目は眼帯してる状態なのであまり読書やテレビは向きません。ただでさえ術後は一時的に視力が下がりますので、眼を酷使するようなことはしたくなかったんです。

最初はとにかく寝てましたけど、あまり寝ると当然ながら夜寝付けません。

そこでお役立ちだったのがウォークマン!!

好きなアニメや漫画のドラマCDをレンタルして、たくさん音源入れときました。

目も使わないし、けっこう時間つぶせるし、これはお役立ちでした。

テレビの音だけ聞くっていうのもいいかもしれませんけど、やっぱり画面をみちゃいますからね。

ちなみに聞いてたのは文学少女シリーズです。適度に長くて面白くてよかったです。遠子先輩超かわいい。



術後の経過

前述したように、視力は一時的に下がりました。

それとは別に、乱視が強くなりました。

でも幸い、眼鏡を変える必要があるほどは下がりませんでした。

よかったよかった。


ただ、今まで普通に見えていたものが急に二重に見え始めたのでかなりびびりました。

現在も術前とおなじ眼鏡を使用してます。


変わったことは、綱引きと同じくらい力を使う作業は目に圧迫がかかるので避けるようにと言われ、重いものを持つときにふんばるのが毎回怖いことです。

これが地味にストレス。非力なのでふんばる頻度が多いんですよね。

自転車の振動が目によくないと母は言われたというので、自転車には乗ってません。

でも手術中も思ったんですけど、母が最後に手術を受けたのがだいぶ昔なので、医術も進歩して変わってる点も多々あると思うんです。

もともと自転車には乗ってないんでそんなに不便は感じてないんですけど、最近自転車あったらいいなーと思うことが増えてきたので、そのうち眼科の先生に確認しようと思います。

そんなにいないと思いますが、これから手術する人いたらちょっと役に立つかなと思って書いてみました。そのわりに痛い痛い書いてるからあんまり恐怖心はぬぐえないかな……。

えっと、脳内でコメディ風に実況すると痛みから気がそれますよ……。


病気はなるとショックが大きいですけど、でもなったらなったで健康の尊さに気づけたり、周りの人の励ましに心から感謝できたりと、いろいろ学ぶこともありました。

それに生きてく以上病気は避けて通れない部分もありますよね。

今回の経験で、友達や知り合いが病気になったとき、いっしょに悩んだり、心から励ませたりできるかもしれないと思いました。

……ていうか、あんだけ痛かったんだからそれくらいにしてリターン得ないともったいないですよね!!

健康って大事ですね。

今日はここまでで。


ブログ書いてるのでよければ見てってください~


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ブログ書いてます。アニメとゲームが好きなヲタク。 軟弱体質をどうにかしたい。
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