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自分に決まりをつくらない

 子どものときから、決まりがないことが苦手でした。正しいやり方に沿ってやることで安心できた。だからそのやり方がわからなかったり、できなかったりすると苦しかった。でも本当は、その正しいやり方でやることだって苦しかったんだ。

 完璧な状態を目指していました。だから完璧にできない自分は=だめな人間だった。

 ヨガを学んで、知れてよかったことの一つは、完璧にならなくていいし、目指す先の自分ではなく、そこに近づこうとしている自分を認めてあげていいんだということ。毎日、練習しようと決めて、できない日があっても、できないことに向き合うことも練習だし、次の日は練習しようとすればいいんだってこと。

 ここに文章を書くことでも、それを練習中です。ここには何を書くとか、どんなタイミングで書くとか、決まりをつくらない。書きたいときに、書きたいように書けばいい。読んで共感してくれる人がいたらうれしいけど、書きたいことが書けただけで喜んでいいということ。

 決まりをつくって、それが守れるときの心地よさももちろんあります。でもそれで苦しくなるより、決まりはあるんだけど、守れない自分を責めない自分でいたい。深い呼吸ができるすき間を自分に持ち続けたい。そしたら、また新しい何かがやってくる気がする。

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