言語。

さっき立て続けに読んだ漫画
①ONE PIECE 106巻
②気になってる人が男じゃなかった 1巻
③いつか死ぬなら絵を売ってから 1巻

①…もちろん作品を知ってて読んでる。けど、エネルギーの話、歴史の話、不自然と自然の話とか、やっぱりすごいなぁ、と思って、なんかもう、世が世なら聖書…

からの

②Twitterがブラウザで見れた頃に何度か見ていて、コミックスになっていたので買ってきて読んだんですけど、出てくる音楽とキャラクターが良…(震える)。色味もすてきで、二色刷り仕様みたいなのが素晴らしいですねぇ…ほんと…この辺の仕様はやはり、オンラインで漫画が投稿+読めるようになってからの歴史もあるのかなぁ…などと考えるに、そろそろ日本に「漫画学(史を含む)」必要なのではと思う…既にあるのかな。
特に、音楽漫画というジャンルがあるのかないのかわからないけれど(BLUE GIANTとか)、音楽奏者側ではなく、聴き手の描かれ方として素晴らしいと感じる…(語彙力)
奏者側だと「音が聴こえてくるようだ」というのが表現への敬意(?)になるのかもしれないけれど、この場合、実在するアーティスト名がっつり出てくるので、現実が、実在する音源が、紙の向こうの彼女たちと、こちらの感覚をつないでくれる。こういうの好きぃ…

からの

③ですよね。本屋さんで初見で買ってきたのですが、またすごい作家さんが…っていうのを感じる。秋田書店さんは流行りの絵とかじゃなくても(ものすごく失礼なことを言っている)おもしろいものはおもしろいでしょ、という「てい」でドンと出してくる(けど勝算は見込んでいると思う)ところがすごいと思います。何目線だろう。そして何様だろう。すみません。

とはいえ、私もそんなに漫画に精通しているわけでもなく。
文学もそうなのですが、え、これを知らずにそんなこと言ってんの?と言われる程度です。何ごとも…半端。

でも、漫画ってすごいなぁと改めて思ったのですが。
日本て、もうなんというか、言語を開発していたんだなと思います。
漫画もそうだし、ゲームも、ともすれば2ちゃんねるとかも。
アニメも、BLとか百合とかアイドルの文脈みたいなものも。ずっと、そういう言語を。

というのも、こんなに漫画を描ける人が(4コマ漫画とかも含む)多い国って他にまだ無いとは思うんです。
有名キャラクターとか、さらっと見ずに描ける方もたくさんいるし。
というか…なんだろう。何か投げたら何か作れる人にしか当たらない…みたいな。と、考えると、ちょっと異様…。
いや、本人は「なにも描けない(つくれない)」と否定するかもしれないし、そう思い込んでるかもしれないですけど…うーん。なんだろう、うーん。言語。言語だからなぁ。やっぱり作れてないことがないというか。破壊の方が目立つこともあるかもしれないけど、やっぱりつくってると思う。すごい(私の語彙のなさもすごい)。

私は、その、本来だったら用いる言語の日本語で、日本語を用いたコミュニケーションで、行き詰って、漫画、ゲーム、小説、音楽、ネット、SNS、映画、アイドル、色んな言語や次元・感覚に逃げてきたけども、逃げた場所って居場所ではなくて、どこにも居たようで、居なかったような気がする。から、私自身にはあまり残っているものがない…のかも。中身がスカスカ。

最近、その、自分の中身のスカスカっぷりを覗き込んだり、さっさと寝たりしています。
そうしないと、私の中の「楽しい」がどこかへ行って戻って来ないか、埋もれて消えるか、小さく千切れてその辺に落ちそうな気がします。

だから、新しいSNSが出来ても、なにをしても、元々の自分がスカスカだと、たぶん大差がなくて、私はずっと大差がないんだと思います。
とはいえ、それではいやなので、他国語に少しずつ触れています。言語の連なり、絡まり、時間の流れの中の、人を介したその営みが文化なのかなと思います。その生きた時間のなかに、ちゃんと身体を連れていきたい。頭ばっかりじゃなく。

日本のそれをもう少し、ちゃんと観察したい気持ちなどが芽生えつつ…とりあえず寝ます。おやすみなさい。

復興というものも改めて色々考えたいです。
言語…文脈…ストーリー…どれをとっても、命の本質ではないような違和感を抱えつつ生きたい。抱えていたらできないこともあるんだけれども、抱えてみないことにはわからないこともある…

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