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drizzle-Cody・Lee(李)

夏休みに入ってすっかり眠れないので、好きなバンドを紹介して眠気の訪れを待とうと思う。

下北沢といえば、古着と同じくらいインディーズバンドの発生地としても有名である。街を歩けばサブカルチャー、楽器を手にした柄シャツか真っ暗な男女との遭遇率が異常値に達する。


そんな街で行われたサーキットイベントNEW LINK! を私は先日観に行った。
どうしても観たいバンドが2つあったからだ。そのうちの1つがタイトルにあるCody・Lee(李)だ。(2つ目はまた次回紹介する)


男性の低めの声に女性の高らかな、でもどこか脆そうな声が合わさり、さらに同期とワーミー全開のギターがそれらを包み込む。他のバンドでは珍しい6人体制をとっているが、だからこそ成り立つその音に出会ったとき、私は生でその現場を確かめたくて仕方がなかった。

もともとはギタボの高橋響さんが1人で活動していたようだが、まず彼の性格が良い。飾らない、人間くさい感じがたまらなく好きだ。良いことも悪いことも、思ったことをそのまま発信する言葉やSNSを見ていると、その自由さゆえずっとインディーズバンドであってほしいとまで思ってしまう。


そんな彼が書いた歌詞はとても優しい。

さっきからずっと小雨だけど
止みそうにないから帰ろうよ
家に着いたらお風呂沸かそ
少し小走りで家に帰ろう

まるで彼氏が彼女に話しかけているまんまのような歌詞を、まんまのように歌う。2人で同じ家に帰る男女、小雨という状況さえも楽しくて幸せなのだと字だけでわかる。


明日はなにしようか?
君とならなんでもいいよ
明日はどこ行こうか?
君とならどこでもいいよ
Every thing's gonna be alright.
雨はふたりを包む毛布のよう
Every thing's gonna be alright.
君に貸したTシャツがうっすら濡れて

2人でいることが幸せで、それだけがあれば満足で、どこで何をしようとも隣に好きな人がいるっていう事実だけが必要十分条件であるこの心理は、誰もが経験するのではないだろうか。
よくある「おすすめデートプラン」だとか、「彼女を連れて行きたいお店」なんてただの施設や店側の広告に過ぎない。たとえスーパーだって君と行けばデートだし、サイゼリアだって君と食べれば美味しいディナーになる。


Every thing's gonna be alright.
きっと全てうまくいくよ。

どんなに不安なことも、君がいれば乗り越えられるし明日が来るし、なんとかなる。そんな心情どこにも書いていないのに、自然と思わせられるくらい素敵な綺麗な言葉を綴る人だな、と普段とのギャップに驚いた。
人間綺麗なところだけなはずがない。そんな正直な高橋さんのツイート含めた方が、この曲がより作品として完成されるもののように思えた。



曲中にきのこ帝国のオマージュがいくつか出てくる。クロノスタシス、フェイクワンダーランド、国道スロープ……
彼の音楽遍も聞いてみたい。

夏の夜にぴったりです。
ぜひ聴いてみてください。










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