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海と花束-きのこ帝国

僕たちはいつも
叶わないものから順番に愛してしまう

最初の投稿。
何について書こうかなと迷ったけれど、やっぱり自分のアカウント名のこの曲について綴ろう。



5月27日、国民的スター椎名林檎21周年記念日。
CDショップには三毒史と不惑の誘惑がずらっと陳列され、ストアプレイももちろん林檎。


そんな晴れ晴れしい世間の裏でひっそりと活動休止を発表したのが、今回私の名前となった曲「海と花束」を書いたきのこ帝国。

ご存知の方も少なくはないだろう。「東京」「クロノスタシス」「猫とアレルギー」、数多くの名曲。彼らの音楽性に惹かれた私たちはまるで、海の底に沈められるようにどんどん深くまで潜ってしまう。


しかし、その一方でご存知ない方も多い。そんなバンドだ。私の周りのでも、「クロノスタシス」以外を知っている人はごく稀。
ボーカル佐藤千亜妃のエモーショナルな歌声を、シューゲイザーのギターと一定した深いリズム隊が包み込む。恋愛、人間、虚無に憎悪。私たちのいろんな感情を昇華して、1つの音楽にしてくれる。
大きなステージやテレビで演奏するバンドではないけれど、誰かの心の瘡蓋にずっとはりついて離れないような彼ら。解散を発表してからの数日間はTwitterのトレンドやニュースに載り続け、闇を抱えきのこ帝国に救われた人間が皆、救われた曲と彼らへの愛を呟いていた。


「海と花束」
きのこ帝国1stEP「ロンググッドバイ」の2番目に収録されているこの曲の始まりはいかにも、これぞきの帝と言わんばかりのシューゲイザー。
喜怒哀楽、その他言葉では表現できないような感情の起伏を2本のギターが代弁する。

僕たちはいつも
叶わないものから順番に愛してしまう

冒頭でも触れたこの一節。
でも私は思う。僕たちはいつも、“叶わないからこそ”愛してしまうのだと。


友達の彼氏がかっこよく見えた。
優しくて、気が利いて、清潔感があって。周りからも頼られていて、何より彼女が大好きな彼。
心の底から羨ましかった。
あんな彼氏が欲しい、愛されたいと思った。

そこから本当にその彼を取ってしまう女の子、たまにいるよね。まさに典型的な例だと思う。
“友達の恋人”という存在を自分のものにするという叶わないことだからこそ、憧れ、羨ましく感じ、欲する。
顔の良さ、愛嬌、友人。ありとあらゆる手を使ってからを手に入れた女の子は、叶わないはずだった夢を叶えてしまい満足する。本当は好きでもなかったあの娘の彼。巻き込まれた彼は愛の矢印を変えさせられたにも関わらず、ただのゲームに過ぎないからと、時間も経たないうちに捨てられてしまったりする。世の中なんて空虚なんだろう。


別にこんな昼ドラ恋愛に限った話ではない。
学業、就職、恋愛、友人。どこにだってありふれている羨みと嫉妬。
私たちは弱くて脆いから、これらの感情に負けて惹かれてしまうだけなんだ。

あなたは今どんな欲を持ってる?
その欲に素直になるか、理性を保つか。
どんな選択するのかは、あくまで個人の自由。

私は今日もきのこ帝国に救われ、1日を終えた。


きっともう会えないから

なんて言わないで。

明日にはすべてが終わるとして
僕たちは僕たちは僕たちは僕たちは
曖昧なあなたに救われて
未来なんていらないや、って笑うのさ


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