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鱗-秦基博

ここ数日、恋愛をテーマに文字を綴っていたのには訳があって。

去年から気になっていた人との関係をそろそろはっきりさせようかなと思って、いろんな曲を聴きながら考えていた。



たまたま大学が同じだった彼とは高校時代一言も話したことがなくて。偶然一緒の学部の一緒の学科の一緒のクラスになったのが始まり。
話しやすくて活発で謙虚で、加えて塩顔。男友達と仲良くしている人が好きだから、いつも数は多くないけど友達を大切にしているところも好感を持っていた。


私はいつも「好きなタイプは?」って聞かれた時2つ答える。

1つ目は、「店員さんを気遣える人」
お水入れてもらったとき、注文するとき、お皿下げてもらうとき、店を出るとき。いつもじゃなくていいけど何気なく気遣ったり挨拶できる人がいい。「ご馳走様でした」なんてあったら完璧!「いただきます」と「ごちそうさまでした」もあるともう最上級◎
飲食やったことあったり今も接客業なこともあったりっていうバイト柄、そういう何気ないところも気になってしまうからそこは大切にしたい。店員さんに優しい人は、私にだけじゃなくて、私の周りの人もきっと大切にしてくれるから。

2つ目は、「会話のない時間も居心地のいい人」
たまにいるのが、沈黙の辛い人。何話そう、話さなきゃってなるのは苦手で。どちらかというと私自身猫っぽいから、話したいときはマシンガンだしそうでもないときはにこにこしてるだけ。それでも空気感が合って、無言になってしまった時間でさえ愛おしいと思える人がいいなと純に思ってしまう。



先の彼は2つとも満たしていて、おまけに笑った顔がくしゃっとしていてかわいい。それだけでもう愛おしくて私まで笑顔になってしまう。はじめは友達としてしか見ていなかったのに、気づけば毎日のラインが当たり前になっていて、教室では彼を目で追ってしまうようになった。
出会って一年半、片想いからちょうど1年くらい。この気持ちは本人愚か誰にも話したことはない。相談出来ない体質ゆえなんだけれど、もともと相談するつもりもない。




だからついに言ってしまった。本人に。

水族館に行きたいって言ったら、「誰と?」って聞くから。

まだしばらく言わないつもりだったのに。

気持ちが抑えきれなくなって「君だよ。」って送ってしまった。

1時間迷った末にやっぱり最初に打った文字と同じものをまた打ち直して送信ボタンを押した。

告白以前に、そもそも気になる程度の好意すら人に相談したことのない私が。

半ば告白のような文面を送ってしまった。




彼からの言葉はまだ返ってこない。

少しだけ、怖い。

不安を消そうとおもむろにプレイリストを指でなぞっていたら、この曲に久しぶりに再会した。




秦基博さんの「鱗」

「ひまわりの約束」のイメージが強いけれど、私はこの曲がずっと好きだし今も一番好きだ。
爽やかなストリングスの中で空気を多めに含んだ少し枯れた秦さんの伸びやかな声。無添加のまま、すっと心に入ってくる感じが心底安心する。


いろんな言い訳で着飾って仕方ないと笑っていた
傷つくよりは まだ その方がいいように思えて

私がずっと本人にも、友達にも気持ちを打ち明けてこなかったのは怖かったから。信用が崩れるのも、その気持ちが叶わないと知られるのも。


季節の変わり目は曖昧で
気づいたらすぐ過ぎ去ってしまうよ
まだ何ひとつも 君に伝えきれてないのに

憂鬱な空がやっと最近元気を取り戻した。いよいよ夏だね、何したい?そんな会話をした。もたもたしてたらいつも冬になっている。「秋は?え?終わり?」なんてやりとり、毎年してる気がする。だから。


夏の風が 君をどこか 遠くへと奪っていく
言い出せずにいた想いを ねぇ 届けなくちゃ
君を失いたくないんだ

だからちゃんと言ったよ。人生で初めて。
告白した訳じゃないけど、自分に素直になったよ。大学生が終わったら、自分に正直に生きることもできなくなりそうだから今のうちに。


Oh 君に今 会いたいんだ 会いにいくよ

君の答えはまだわからないけど、一緒に行きたい水族館でも探しておこうかな。期待しすぎかな。



会いたいんだよ、会いに来てよ。






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